手術室・中央材料室
手術室
概要
医療の高度化に伴い、高齢者やハイリスク患者の手術が増加する中、手術室看護師にも高度な知識と技術が求められています。私たちは、患者さんの安全を守り、安心して手術を受けて頂くことが出来るように、医師・コメディカルスタッフと連携し、手術看護を提供しています。また、専門性を発揮し、周手術期看護の充実を図ることができるよう、個々のスキルアップも図っています。
手術室紹介
◇手術室は、6室(クリーンルーム1室)
・5室に最近の手術の主流である鏡視下手術に配慮した配置とし、電子カルテと連動した映像支援システムを充実させています。
◇血管撮影室:1室
◇スタッフ
・麻酔科医2名(常勤)
・看護師10名(師長1名 副師長1名 看護師8名)
※緊急での手術や心臓カテーテル治療を要する場合も、休日・夜間も24時間体制(コール制)で迅速かつ柔軟に対応しています
より良い手術医療を目指しての取り組み
◇麻酔科診察
・麻酔の方法、麻酔の副作用などの説明
・同意書にサインをお願いします。
◇手術室看護師からの説明
・パンフレットを使って、手術前の注意点や手術当日の流れ、手術室内での流れなど説明し、質問にもお答えしています
※手術中の緊張を和らげるために、音楽を流しています。
事前にお知らせいただければ、お好きなCDを流すこともできます。
◇安全対策
・日々、医師と情報を共有して、手術が円滑に進行するようディスカッションの場を設けています。
・WHOが推奨している『WHO安全な手術のためのガイドライン』のチェックリストに沿って、手術入室時には患者さんご本人に名前や手術部位を名乗っていただいております。
さらに、麻酔導入前、手術開始時、閉創時にはタイムアウト(スタッフみんなで手術について確認する作業)を行っています
また、ガーゼなど遺残する可能性のある場合には、手術後にレントゲン撮影により確認を行っています。
◇手術の様子
中央材料室
◇病棟や外来で使用した器材は、現場での一次洗浄・消毒は廃止し、中央化処理を行っています。
◇低温滅菌器は有毒な酸化エチレンガス(EOG)を使用せず、滅菌終了時には、水(湿度)と酸素に分解される過酸化水素プラズマ滅菌器を導入しています。
◇中央材料室では、病院内で使用された医療器具・器材の洗浄・消毒・滅菌を行い、安全な医療材料を提供しています。
◇滅菌保障を得るために、各種滅菌工程が適切に行われていたことを化学的根拠に基づいて検証する滅菌バリデーションを行っています。
◇平成28年3月のサポートシステムによる洗浄評価でも「洗浄度保障が行えている」という結果でした。