血液透析室
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年5月24日更新
腎不全とは
腎臓の糸球体の網目がつまり、血液を濾過する機能が落ちて老廃物(尿毒症性物質)と水分が排泄できない状態をいいます。さらに進行すると、尿量が 少なくなっていき、ついには全く出なくなってしまいます。
慢性腎不全は、数ヶ月から数十年の長い経過のうち、腎臓の働きがゆっくりと悪くなり回復しない状態をいいます。この状態を放置しておくと、尿毒症といわれる状態になり、生命を維持することが困難となります。そのため、透析治療が必要となってきます。慢性腎不全をきたす原因疾患としては、糖尿病性腎症や慢性糸球体腎炎、のうほう腎、腎硬化症などがあります。
血液透析とは
体外で人工腎臓(ダイアライザ)を使って血中にたまった老廃物を取り除き、水や電解質バランスを整え、きれいになった血液を再び体に戻すことをいいます。
当院の血液透析室について
坂出市立病院では平成26年12月の新病院移行にともない、血液透析室を新設いたしました。
血液透析室では透析療法管理のための透析部門システムを導入いたしております。
様々な透析条件の設定やリアルタイムに身体状況を把握することが可能となり、安全で効率的な透析管理体制をととのえております。透析ベッドは7床あり、毎週月・水・金曜日を基本に運営しております。
当院の透析室の特徴といたしましては、透析ベッド7床のうち空調を陰圧管理できる個室1床を設けております。感染症・急性期・重症患者さまや血液透析導入期の患者さまの治療に対応できる環境づくりに努めております。
透析室概要
ベッド数:7床(うち個室1床)
透析治療方法:血液透析療法・アフェレシス療法
※ 火曜・木曜日は緊急透析や日帰りシャントPTA等に対応いたしております。