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特集担当おすすめ本

印刷用ページを表示する更新日:2025年8月1日更新

ナツヨミ

 夏休み真っ只中!毎日暑い日続きますが、こんな時は涼しい図書館で読書時間を過ごしてみませんか?ティーンズ特集コーナーは先月に続き、この夏読んでほしい本を並べています。

 中でもおすすめの本は…​

 

A

 

『図書室のはこぶね』<外部リンク>  名取佐和子/著 実業之日本社 です。

 野亜高校の一大イベント、それは夏休み明けに行われる体育祭。特に全校生で踊る「土曜のダンス(略して土ダン)」は最大の盛り上がりとなるもので、夏休み前から生徒たちは一丸となって準備に取り組んでいます。怪我をし体育祭に参加できない主人公の百瀬は、校内全体が土ダンの準備に盛り上がる中、ひとり、やりきれない思いで過ごしていました。そんな折、図書委員の代理を頼まれ、熱意のないまま委員の仕事をすることに。
 仕事初日、カウンターに置かれた『飛ぶ教室』の本を返却しようとしたところ、すでに本棚には1冊の『飛ぶ教室』がありました。野亜高には1冊しか所蔵がないはず。そしてカウンターにあった本には暗号のように「土ダンをぶっつぶせ!」のメモがはさまっていました。いったいだれが、いつ、2冊目の『飛ぶ教室』をカウンターに置いたのか?そしてメモに書かれた意味とは?!土ダンに関われない鬱屈した気持ちをはらすかのように、百瀬は『飛ぶ教室』の謎を解くことにします。果たして真相にたどりつくことはできるのでしょうか?
 

 さて、今回紹介した『図書室のはこぶね』は、2025年の青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれている『銀河の図書室』と同じ、野亜高校の図書室が舞台となっている作品です。2冊を読み比べてみるのも楽しいかもしれません。この夏、あなたと本とのすてきな出会いがありますように。