10・11月のティーンズコーナーの特集は、「おいしい本」です。
中でもおすすめの本は
『世界のお弁当 心をつなぐ味レシピ55』<外部リンク> 服部直美/著 河出書房新社 です。
お弁当に必ず入っている定番メニューは何ですか?卵焼き、からあげ、梅干し、プチトマト?卵焼きも、だし巻き卵、甘い味付けのもの、ねぎやチーズが入ったものなど、家庭によって味付けもいろいろですよね。家庭や地域でもすこしずつ違いがあるお弁当ですが、世界のいろんな国ではどんなお弁当が食べられているかを紹介しているのがこの本です。
そもそも外国ではお弁当はどんな時に食べているのでしょうか。学校が午前と午後の二部に分かれているカンボジアや、屋台のお店が充実していてお惣菜やお弁当を買うことが多いタイなどは、日本の高校生のように家庭で作ったお弁当を食べることは少なく、90年代後半に給食を導入した韓国もオモニ(お母さん)手作りのお弁当を食べるのは遠足のときくらい。オモニのお弁当の定番はキムパと呼ばれる海苔巻きです。定番といいつつ各家庭によってレシピがあって、日本の卵焼きと似ていますよね。
この本では、世界22エリアのお弁当レシピを紹介しているほか、お弁当の風景を撮ったスナップ写真、世界の弁当箱コレクションも載っていて、お弁当のふたを開けるときのワクワクするような気持ちが詰まった一冊です。
特集コーナーには料理レシピのほかにも、食べ物にまつわるエッセイや小説などもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。