ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 大橋記念図書館 > 今月のおすすめ本

今月のおすすめ本

印刷用ページを表示する更新日:2024年7月23日更新

"体験型読書"のすすめ

 皆さんは本を読んで、本と同じことをやってみたという経験はありますか。今回は、読めば思わずやってみたくなるような本をご紹介します。

 1冊目は、川村康文/文 遠藤宏/写真『うかぶかな?しずむかな?』です。
 水槽がいっぱいになるまで水を入れたら、さぁ実験の始まりです。水の中にボールとミニカーを入れると、うかぶかな?しずむかな?ビニールの人形やあめ、野菜など次々実験してみると浮いたり、沈んだり…。子どもはもちろん、大人もページをめくるのが楽しくなる写真絵本です。
 本を読んで、目に見えない浮力について興味が出たら、家の中にあるものを実際に水の中に入れて実験するとより絵本を楽しめます。また実験をする前に、奥付の『こんな物もやってみよう!』を読んでから行うとさらに面白い実験ができますよ。

 2冊目は、松田奈那子/作『ぱったんして』です。
 絵本を開くと、大きな丸と小さな丸がふたつ。さらにページをめくって、「ぱったん」と本を閉じると、大きな丸と小さな丸がりんごになりました。今度は、ピンク色と黄色の丸がやっつ。「ぱったん」と本を閉じるとすると、きれいなお花が完成!はじめて気軽にアートにふれられる絵本です。
 この絵本は、絵の具を塗りつけた紙を半分に折り、絵の具を転写させる「デカルコマニー」という技法を使用して描かれています。絵本の最後には、作者による「デカルコマニー」のやり方について解説もされているので、絵の具をうまく使えない低年齢からでも一緒に楽しむことができます。

 3冊目は、加藤休ミ/さく『うどんできた!』です。
 香川県民には、なじみ深い"うどん"。しかし、小麦粉からうどんを作ったことがあるという方は少ないのではないでしょうか。この絵本では、子どもたちが小麦粉からうどんを作るまでの過程が、分かりやすく描かれています。また、加藤休ミさんがクレヨンで描いているリアルな絵がさらにみる人の食欲を刺激する絵本になっています。
 巻末には、うどんの作り方はもちろん小麦が食べられない人でもうどんが食べられるように、米粉でつくれるレシピも紹介されています。ぜひうどん作りに挑戦してみてください。
 
 他にも、読めば思わず実践してみたくなるような本や絵本に登場する料理を紹介した本、絵本を使用したワークショップについての本などを新着コーナー内で紹介しています。図書館にご来館の際は、ぜひ新着コーナーをご覧ください。

 

前回までのおすすめ本

令和6年6月

ナンセンスな絵本 [PDFファイル/125KB]

令和6年5月

妖怪大集合 [PDFファイル/120KB]

令和6年4月

コミックエッセイ [PDFファイル/106KB]

令和6年3月

旅のきっかけ本 [PDFファイル/113KB]

令和6年2月

語り手は〇〇!? [PDFファイル/109KB]

令和6年1月

なおして長持ち [PDFファイル/109KB]

 

令和5年12月

あったか~いスープの本 [PDFファイル/120KB]

令和5年11月

ながされない [PDFファイル/137KB]

令和5年10月

ワニがでてくる絵本 [PDFファイル/127KB]

令和5年9月

香りを楽しむ本 [PDFファイル/151KB]

令和5年8月

すまいにまつわる本 [PDFファイル/114KB]

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)