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応急手当の重要性

印刷用ページを表示する更新日:2022年5月25日更新

応急手当の重要性

・ 私たちは,いつ,どこで,突然の怪我や病気におそわれるか予測できません。このようなとき,病院に行くまでに,家庭や職場でできる手当てのことを応急手当といいます。

その予期せぬ出来事に遭遇した人(以下,傷病者といいます)を救命するためには,下記にある4つの項目が必要です。

救命の連鎖

(1)心停止の予防 : 心停止の予防とは,突然死の可能性のある傷病を未然に防ぐことです。小児では事故や窒息や溺水などによる不慮の事故を防ぐことが重要であり,成人では,心疾患,脳卒中などの初期の徴候を見逃さず,心停止に至る前に医療機関で治療を開始することが重要です。

(2)早い119番通報(心停止の早期認識と通報) : 心停止の早期認識と通報とは,突然倒れたり,反応がない人を見つけたら,直ちに心停止を疑い,大声で助けを求め,119番通報,AEDの搬送を依頼し,救急隊が少しでも早く到着するよう努めることです。

(3)早い心肺蘇生とAED : 誰にでもすぐ行える処置であり,心停止傷病者の社会復帰に大きな役割を果たすものです。AED使用の前後には,心肺蘇生の実施が求められることから,「心肺蘇生」「AEDの使用」の2つの概念を統合しました。

(4)救急隊,病院での処置 : 救急隊や医療機関における専門的な処置・治療により心拍を再開させ,社会復帰を目指した高度な治療を行うことです。

この4つの輪のうち,どれか一つでも途切れてしまえば,救命効果は低下します。その場に居合わせた人(バイスタンダー)となる市民のみなさんは,この救命の連鎖のうち最も重要な真ん中の2つの鎖を担っています。

応急手当の方法を身につけた人が増えることにより,傷病者の救命への流れが途切れることなく行われることになり,命が助かる人が増えます。応急手当にも,さまざまなものがありますが,特に心疾患(心筋梗塞や不整脈など)により突然に,心肺停止状態(呼吸も心臓も止まった状態)になった傷病者の命を救うためには,心肺蘇生法(胸骨圧迫,気道の確保,人工呼吸)を行うとともに,心臓への除細動(電気ショック)をただちに行うことがとても重要なことです。

平成16年7月から一般の人々が救急車が到着するまでの応急手当として,自動体外式除細動器(AED)という機器を用いて除細動(電気ショック)を行うことが認められました。これによりその場に居合わせた人(バイスタンダー)こそが,救命のための連係プレーを支える重要な役割を担うことになります。

 是非,講習を受けてみてください!

  ・自動体外式除細動器(AED)は,誰にでも簡単に操作ができ,除細動(電気ショック)をあたえることができる機器ではありますが,その前に心肺蘇生法(胸骨圧迫・気道の確保・人口呼吸)を行えるということが大切です。

そこで我,坂出市消防本部では,応急手当を一人でも多くの人に習得していただきたく「救急実技指導」「救命入門コース」「応急手当普通救命講習」等の講習をさせていただいております。

詳しい講習内容につきましては,坂出市消防本部救急係までご連絡,ご相談ください。たくさんの人が正しい応急手当を身につけ,多くの尊い命が一般の人々の手で救われる世の中にできれば,こんなにすばらしいことはありません。

『是非,講習を受けてみたくなった!』人は,こちらをクリック

 AEDを用いた除細動ってなに?

・ AEDとは(Automated External Defibrillator : 自動体外式除細動器)心臓に除細動(電気ショック)を加える機器のことです。救急現場で一般の人でも,心臓機能停止状態の人に対して簡単に電気ショックを行うことができるように設計されています。

AEDは,コンピューターによって,傷病者の心臓のリズムを自動的に調べて,除細動(電気ショック)が必要かどうかを自動的に解析し,どういう操作をすべきかを音声で具体的に指示してくれる仕組みになっています。では,AEDを用いた除細動(電気ショック)を早く行うことが,救命のためにどれほど重要なのでしょうか。元気だった人が心疾患,特に心筋梗塞などが原因で突然倒れたような場合には,その心臓のリズムは心室細動(しんしつさいどう)と呼ばれる種類のものが多いことが知られています。

心室細動とは心臓の筋肉が無秩序にブルブル震え,全身に血液を送り出すポンプの役割を果たせない状態のことです。この心室細動と呼ばれる状態を取り除き,心臓のリズムを正常な状態に戻すためには,心臓に電気ショックを加える『除細動』(「細動」を「除く」という意味)を,早期に行うことこそ最も適切な処置なのです。除細動(電気ショック)の実施は,心臓が停止してからより早い段階で行うことが,傷病者を社会復帰させるために大変重要なことです。救急車が現場に到着するまでの全国平均は約8分間を要します。その間,何もしないでいると蘇生のチャンスはどんどん失われます。このことから,傷病者のそばに居合わせた人(バイスタンダー)が,その現場で早期に除細動を行う重要さが分かります。

  AEDの写真  AEDの写真

※AEDには,いろいろ種類があります。

心肺蘇生の手順 

 

1.安全を確認する

1

誰かが突然倒れるところを目撃したり、倒れているところを発見した場合には、近寄る前に周囲の安全を確認します。車が通る道路などに人が倒れている場合などには、特に気を付けます。

状況にあわせて自らの安全を確保してから近付きます。

2.反応(意識)を確認する

意識

傷病者の耳もとで「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼びかけながら、肩をやさしくたたき、反応があるかないかをみます。

3. 119番通報と協力者依頼

助け

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助けを求め、協力者が駆けつけたら、「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。

4.呼吸の確認

呼吸

傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認します。

傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、「普段どおりの呼吸」をしているか判断します。

約10秒間確認しても呼吸の確認がよくわからない場合は、「普段どおりの呼吸なし」と判断します。

5.胸骨圧迫

心マ

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傷病者に「普段どおりの呼吸」がない場合、あるいはその判断に自信が持てない場合には、心停止と判断し、危害を恐れることなく直ちに胸骨圧迫を開始します。胸骨圧迫によって、全身に血液を送ることが期待できます。

胸の真ん中にある胸骨の下半分を、重ねた両手で強く、速く、絶え間なく圧迫します。

深さは胸が5~6センチ沈むまで圧迫、速さは1分間に100~120回のテンポで連続して圧迫、圧迫を行う度に胸を元の位置に戻します(胸から手を離さずに)。

6.人工呼吸

呼吸

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30回の胸骨圧迫が終わったら、直ちに気道を確保し人工呼吸を行います。

1秒間くらいで胸が軽く膨らむ程度の息を吹き込み、2回実施します。

5.胸骨圧迫と6.人工呼吸を繰り返し(中断を最小限に!)、駆けつけた救急隊員と交代するまで続けます。

7.AEDの使用

AED

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※AEDを準備することができたら

AEDを傷病者の近くにおきます。

AED本体の蓋を開け、電源ボタンを押します。蓋を開けると自動で電源がはいる機種もあります。

電源を入れたら、それ以降は音声メッセージと点滅するランプの指示に従って操作します。

電気ショックを打った後、「電気ショックは必要なし」とメッセージが流れた後は、すぐに胸骨圧迫を開始します。

 

心肺蘇生法はいつまでつづけるの?

傷病者に何らかの応答や目的のある仕草(例えば,嫌がるなどの体動)が現れるまで,または救急隊などに引き継ぐまで,心肺蘇生(5.胸骨圧迫と6.人工呼吸)と7.AEDの手順をくりかえしてください。

心肺蘇生を続けているうちに傷病者が動き出す,うめき声をだす,あるいは「普段どおりの呼吸」をはじめた場合は,心肺蘇生を中止します。

「普段どおりの呼吸」が妨げられないために「気道確保」「回復体位」を行ってください。

気道確保