令和2年1月に国内で初めて確認されて以降、感染拡大の波を繰り返しながら、私たちの生活スタイルを大きく変容させた新型コロナウイルス感染症との戦いは、感染法上の位置付け見直しなど、新たな局面を迎えております。本市におきましては、徐々にブレーキを緩めつつ、引き続き、機動的できめ細やかな支援策により、市民生活を守ることを最優先に市政を担ってまいります。
就任以来、一貫して取り組んでまいりました、次代を担う若い世代から「住みたいまち」として選ばれる新たなまちづくりについては、市内小学校の給食費無償化や不妊治療費助成事業の助成限度額の引き上げ、産後ケア事業の負担軽減、35歳から39歳までの女性対象の無料の乳がん検診などを実現させ、子育て世代をターゲットにした事業を推進しているところであります。
また、JR坂出駅を中心とする中心市街地におけるまちづくりの方向性を示す「坂出駅周辺再整備基本構想」を令和4年度に策定いたしました。今後は、基本構想に基づき、子育て世代をはじめ多様な世代が日常的に集い、交流し、幸せを実感できる居場所づくりや、居心地の良い歩きたくなるウォーカブルなまちづくりを展開し、「みんなの“ココチよさ”がかなうまち」をめざしてまいります。
一方で、まちの新陳代謝の妨げとなっている空き家対策につきましては、民間事業者との連携や空き家を除却した際の固定資産税の減免措置、事業者向けの空き家改修の補助制度の創設等、精力的に取り組んでおります。
本年、瀬戸大橋は開通35周年の節目の年を迎えます。また、令和6年度には、坂出北インターチェンジのフルインター化とさぬき浜街道の4車線化も予定されています。これから、本市が真に「選ばれるまち」としての地位を確立するため、まちの高いポテンシャルも最大限に生かし、未来に希望のもてる「新しい坂出」を創ってまいりたいと考えております。
市民の皆さま、民間事業者等の皆さまにおかれましては、今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。