坂出市内の公共交通が生まれ変わります(令和5年10月~)
令和5年10月からの市内公共交通の見直しについて
坂出市では、令和4年11月に「坂出市地域公共交通計画」を策定し、同計画の基本理念である「地域全体が主役の、進化し続ける、持続可能な公共交通」に向けて、交通事業者など関係者と連携しながら取り組みを進めています。
地域公共交通計画に基づき、本年10月1日から、下記のとおり見直しを行うことで、持続可能な公共交通を目指します。
地域公共交通の活性化及び再生に関する法律第2条第13号に定められる利便増進事業に該当する事業については、坂出市地域公共交通利便増進実施計画を定めています。
路線図・時刻表(坂出市公共交通マップ) [PDFファイル/6.31MB]
変更内容(路線バス・デマンド型乗合タクシー全般)
ゾーン運賃の導入【利便増進事業】
・運行系統沿線をゾーン分けし、初乗り運賃200円、ゾーンを跨ぐごとに運賃100円が加算される「ゾーン運賃」が導入されます。
・従来では定額運賃の路線と距離制運賃の路線が混在していたところ、ゾーン運賃に統一することで、サービス水準や運行に要するコストに応じた公平な運賃負担が図られるとともに、路線間で運賃が統一されることで、利用者にとっては、利用する系統の選択肢が広がり、利便性が向上が向上します。
(例えば、これまで坂出駅から市立病院までバスを利用するのに、循環バスと島田岡田線では運賃が異なっていたところ、どちらの路線を利用しても同一運賃となるため、どちらの路線でも都合に合った時刻の便に乗車できます。)
・中心部1日フリー乗車券(500円)、坂出路線1日フリー乗車券(1,500円)を発行し、中心部の回遊性向上や観光需要喚起を図ります。
キャッシュレス決済アプリ「TIcketQR」の導入【利便増進事業】
・市内路線バス、デマンド型乗合タクシーでキャッシュレス決済アプリ「TicketQR」が導入され、バスの乗車時と降車時にスマートフォンアプリ画面に表示されるQRコード(または専用プリペイドカードに印字されたQRコード)を読み取るだけで、運賃決済が可能になります。
TicketQRアプリの使い方 [PDFファイル/586KB]
TicketQRアプリ使い方動画<外部リンク>
※詳細については、TicketQRアプリについてをご確認ください。
TicketQRアプリを活用した運賃割引【利便増進事業】
・TicketQRアプリを活用した、運賃割引を実施します。詳細は、TicketQRアプリについてをご確認ください。
変更内容(各路線別)
循環バスの再編【利便増進事業】
・利用者数の少ない中ルートを廃止し、東ルート・西ルートに統合することで、運行経費を削減し、持続可能な運行を図ります。
・東ルート・西ルートは運行区域を拡大し、それそれ中心部3箇所の総合病院に直接アクセスすることで、従来中ルートが担っていた利便性を確保します。
・西ルートは、宇多津町までアクセスし、マルナカスーパーセンター宇多津店で宇多津町コミュニティバスに乗り換えが可能になります。
市営バス瀬居線の運行形態の変更【利便増進事業】
・自家用有償運送路線として運行していた市営バス瀬居線について、車両の老朽化に伴い、一般路線バスへ運行形態を変更し、他のバス路線とのサービス水準の統一や、バスロケーションシステム「バスきよん?」への対応などの交通DXの推進を図ります。
※市営バスの回数券(100円券、50円券、10円券)について、令和5年9月30日をもって使用できなくなりました。未使用の回数券についても、令和6年3月31日をもって払い戻し対応を終了しています。
王越線(青海行き)路線バスの再編
・現在大屋冨経由と高屋経由の2系統で運行している王越線(青海行き)路線バスについて、利用者数の少ない大屋冨経由を廃止し、高屋経由に統合することで、地域の買い物先であるハローズ林田店へのアクセス数が増えるなど、利便性向上を図ります。
・乗務員不足のなかで、持続可能な運行のために、利用者数の少ない土日祝日は全便運休となります。
デマンド型乗合タクシーの見直し
・現在運行区域内の住民限定の利用者登録制度を廃止し、坂出市に居住のかた、坂出市に通勤のかたなら、電話予約だけでご利用できるようになります。
・中心部の乗降場所は、これまで坂出駅と市役所に限定されていましたが、中心部の総合病院やスーパーマーケットにも乗降場所を新設し、目的地に直接アクセス可能になります。
加茂・神谷・林田(一部)地区 [PDFファイル/775KB]