『坂出市も、くまモンやバリィさんのような人気キャラクターをつくって地元の魅力を発信しよう!』
そんな熱い思いを掲げて、2013年の夏の終わりに始まった公認キャラクターのデザイン募集。
全国からアイデアと思いの詰まった力作が多数寄せられた。
1440点に上る作品の中から、専門委員会による厳正な審査を経て、最終候補が6点まで絞られたが、最後は坂出市民の総意で決定しようということになり、「市民総選挙」の実施が決定した。
師走を迎えあわただしさを増す街角に、最終候補6キャラクターの告知ポスターが貼られ、いよいよ選挙戦の幕が開かれた。
投票券はほぼ全戸に配布され、坂出市内の幼稚園・学校や図書館等60か所以上で投票箱を設置したほか、インターネット投票や成人式での投票等も幅広く行い、多くの老若男女が投票した。
前代未聞のキャラクター選挙にはマスコミも注目し、市民はそれぞれの候補者に思いを託し、選挙の動静を見守った。
年が明けて2014年。
運命の1月13日、ファイナル投票イベントにてさかいでまろが最多得票数を獲得し、ついに坂出市の初代公認キャラクターが誕生した。
候補者たちの熱いたたかいが繰り広げられる一方、舞台裏ではおなじ坂出を愛するものどうし、彼らのあいだにはたしかな友情がはぐくまれていたのだった…。
『さかいでまろ、おめでとう!』 『僕たちも応援するから』 『これからも一緒に坂出を盛り上げよう!』
心強い友人たちに見守られ、公認キャラクターさかいでまろの物語はいまはじまったばかりだ。
【伝説の市民総選挙ファイナリスト いでまる、いも麻呂、せとのはし、しおっさん、さかいでまろ、サカデデ(左から)】
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