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学問の神様『菅原道真』

印刷用ページを表示する更新日:2021年7月7日更新

「学問の神様」として厚い信仰を集める不世出の学者『菅原道真』

平安時代初期の学者であり政治家であった菅原道真。

菅原道真

菅原道真【845年(承和12)年~903年(延喜3)年】 

 従三位文章博士清公の孫であり従三位参議是善の三男で,870(貞観12)年,最高位の国家試験に位置づけられる「方略試(ほうりゃくし)」に合格,そこから官吏としての生涯が始まります。

  877(元慶元)年,文章博士(もんじょうはかせ),886(仁和2)年讃岐国司「讃岐守」となり4年間坂出に赴任。それ以後,宇多天皇に抜擢され「蔵人頭(くろうどのとう)」「参議」「遣唐大使」と昇進していきます。

 894(寛平6)年 道真が遣唐使の大使に任命された際,唐の国の衰退と航海の危険を理由とし,宇多天皇に申し出,遣唐使を廃止したことはよく知られています。 899(昌泰2)年には朝廷の最高機関である右大臣に昇任となり,この当時としては,異例の出世となったのです。

 しかしその後,政敵であった藤原時平の力によって「太宰権帥」に左遷され,晩年は不遇になったとされています。

 漢詩文集『菅家文草(かんけぶんそう)』には道真が讃岐国に在任中「民政」に努めたことが記されています。香川には滝宮天満宮など天神社が235社あり,天神信仰の影響によるもの,道真ゆかりの神社というものも多く残されています。

国司としての道真ゆかりの坂出遺蹟

讃岐国府跡

 讃岐国府跡

 

坂出市にはかつて讃岐国の国府(政務を執る施設:現在で言えば県庁)があり,政治・文化の中心地として栄えていました。

 詳しい場所はまだ特定されていませんが,府中町の本村地区には国府に関係のある「垣ノ内(かきのうち)」,「聖堂」や「正倉」「印鑰(いんやく)」などの地名が残されていることなどから,令和2年3月に,国の史跡指定を受けています。

 学問の神様「菅原道真」も国司(讃岐守)として任命された一人です。

 

明神原遺跡(みょうじんばらいせき)

 城山の南東部,平野につき出た通称「たこの頭」という場所には,鳥帽子岩と呼ばれるものをはじめ,巨石が点在しています。

ここで、国司 菅原道真が城山の神に祭文をよみあげ, 雨請いをした場所と伝えられています。

  886(仁和2)年,都から讃岐国に赴任した道真は,888(仁和4)年の大旱魃にあたり,ここ明神原で城山の神に雨請いを行いました。その結果見事に雨が降り,民衆は大いに喜んだといいます。

 民衆の感謝の意にかえた踊りが,後に念仏踊りの形となって後世に伝えられています。

明神原は、城山神社が最初にあった場所ともいわれ,神が降り立つ場所として,古来より神聖視されていた場所とされています。

※請雨天神社  城山神社(きやまじんじゃ)

城山神社城山神社は式内大社といわれる由緒ある神社で,讃岐国を統治したとされる国造(くにのみやつこ)神櫛王(かんぐしおう)が祀られています。

 神櫛王は第12代景行天皇の息子であり,当時この地域を荒らしていた悪魚を退治し、そのまま讃岐国に留まったため,讃留霊王(さるれおう)と呼ばれるようになったという伝説上の人物です。

 境内には菅原道真を祀った請雨天神社もあります。

坂出市府中町本村4760

規定なし 休館日:無、 料金:無料、 駐車場:有

 

開法寺塔跡

 開法寺塔跡

1970(昭和45)年,府中町本村地区にて,古代寺院の塔跡と見られる礎石群が発見されました。

塔の中心となる二重の孔を持つ心礎,心礎を囲む4本の四天柱,外側にある12本の側柱と,塔を構成する礎石がすべて良好な状態で発見され,同時に発掘された瓦から白鳳時代の建立であると推定されました。

 菅原道真の漢詩集『菅家文草(かんけぶんそう)』中に,「開法寺は国府の西にある」という記述が残されており、国府は開法寺の東にあったということであり,国府の場所を特定する根拠の一つになっています。

坂出市府中町

規定なし 休館日:無、 料金:無料、 駐車場:無

 黒岩天満宮

 標高296メートル郷獅山の西中腹にある黒岩天満宮は菅原道真を祭神とする神社で,学問の神として多くの参拝者が訪れています。

  888(仁和4)年の大旱魃(かんばつ)の際,菅原道真はこの地で、降雨に感謝する祈りをあげたと伝えられており,それ以降この地に祠(ほこら)を建て,祈雨所として道真を祀ったとされています。

 1692(元禄5)年の旱魃の際には,川津の高松藩士 山口弥衛門が降雨を祈願,見事雨が降ったことから,祠を改築し,天満宮を創建したとされています。

 神殿につながる参道脇には多くの梅の木が植えられており,2月~3月にかけて梅の花が満開になります。

坂出市川津町折居

規定なし 休館日:無、 料金:無料、 駐車場:無

天満神社(石井天満宮)

 菅原道真が国司として讃岐国に在任中,国府庁の南にある南山と呼ばれる山を気に入り,しばしば足を運んでいたそうです。

この南山に道真の神霊を祀ったのが,この神社のはじまりといわれています。

坂出市府中町1240

規定なし 休館日:無、 料金:無料、 駐車場:無

犢山天満宮 (うしのこやまてんまんぐう)

 菅原道真は,風光明媚な場所に松山館と呼ばれる別荘を持っていたようです。

それがここ牛ノ子山であったといわれ,後に祠を建てて祀ったという起源を持ちます。

坂出市加茂町牛の子

規定なし 休館日:無、 料金:無料、 駐車場:無

 

菅原道真(文化振興課)