金時いも
坂出の塩田跡地で育つ”夏のさつまいも”
金時いも(早掘りかんしょ)は、さつまいもの最盛期である秋ごろよりも早い、7月から8月に多く出荷されます。
坂出市は、金時いもの生産量、栽培面積ともに県内トップを誇っています。
かつて坂出市内で盛んであった塩づくり。その際に使用していた塩田の跡地の、天然のミネラルをたっぷりと含んだ砂地で、金時いもは甘みと栄養を蓄えています。
金時いも DATA
目次 / contents
※画像をクリックすると各項目へ移動します。
味 / taste
金時いもは、上品な甘さとホクホクとした食感が特徴です。
貯蔵し甘みが強くなったいもは、焼き芋などじっくり時間をかけて加熱することで、より甘さが引き立ちます。
夏頃のとれたてのいもは、天ぷらなどでその食感と食べ応えを楽しんでみてください。
旬 / season
7月から8月が出荷最盛期であり、それ以降は一般的には貯蔵され、市場の需給に応じて流通します。
歴史 / history
坂出市は古くからのさつまいもの産地でした。
昭和30年代に、高知県で誕生した「高系14号」という品種の導入および選抜が始まると、夏頃に収穫される「早堀り」のさつまいもであるという特徴から、冬に収穫を迎える金時にんじんとの二毛作が行われるようになりました。
当時選抜によって誕生した品種は「坂出金時」と呼ばれ、「なると金時」誕生の先駆けであったと言われています。