坂出市国民健康保険 令和7年度二次性骨折予防対策事業について
骨粗しょう症を知っていますか
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症とは、骨密度が減る、または骨の質が低下することで骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気のことです。
骨粗しょう症による骨折の特徴
骨粗しょう症になると、重いものを持つ、つまずいて手や肘をつく、くしゃみをするなどのわずかな衝撃で骨折をしてしまうことがあります。
骨粗しょう症による骨折には以下のような特徴があります。
- 自覚症状がない
痛みなどの自覚症状がないことが多く、軽度の骨折では気づかないことがほとんどです。
- 再骨折しやすい
一度軽微な骨折をすると、再度骨折しやすくなります(これを「二次性骨折」といいます)。
知らないうちに骨折を繰り返し、ある日突然、寝たきりや介護が必要な状態になってしまう場合もあります。
坂出市の現状
- 介護保険要支援認定者の介護や介助が必要になった主な原因
令和5年度にかいご課が実施した「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」の結果、第一位は骨折・転倒でした。
- 高医療費の要因
令和6年度から香川県より高医療費市町の指定を受け、医療費分析の結果、骨折による医療費の占める割合が高いことが判明しました。
将来的に寝たきりの状態にならないためにも、骨粗しょう症の予防と治療の継続が重要です。
二次性骨折予防対策事業について
坂出市では、対象となる国民健康保険被保険者のかたに対し、レセプト情報に基づいて過去に骨折の既往歴があるかたのうち、骨粗しょう症の治療中断者および未治療者に対し、受診勧奨の通知を送付し、電話による状況確認等を実施しています。通知が届いたかたは、医療機関にご相談ください。
通知書のデザインは骨折した部位、骨粗しょう症の治療中断か未治療かによってデザインが異なります。サンプルとして治療中断者の大腿骨近位部骨折を添付してありますのでご参照ください。
治療中断者_大腿骨近位部骨折 [PDFファイル/489KB]
実施概要
- 発送時期:令和7年8月29日(金)
- 健康相談
委託業者の看護師を含む専門職が対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
設置期間:令和7年9月1日(月)~令和7年10月31日(金)
受付時間:9時~18時(土日、祝日は除く)
TEL:0120-389-383
- コールセンター
通知した文書に関するお問い合わせ
設置期間:令和7年9月1日(月)~令和8年3月31日(火)
受付時間:10時~17時(土日、祝日、年末年始を除く)
TEL:0120-552-779
※委託業者および市の保健師が状況確認のため、お電話や訪問をさせていただく場合があります。
対象者と抽出条件
- レセプト期間
令和2年4月診療分~令和7年3月診療分(5年間)
- 対象者
脆弱性骨折を起こしやすい部位の骨折既往歴があるかたのうち、以下のどちらかに該当するかた
未治療者:骨折治療時に骨粗しょう症の傷病名が確認できるが、その後、骨粗しょう症に伴う受診等の記録が確認できないかた
治療中断者:骨折治療後、骨粗しょう症の傷病名および治療薬の処方があったかたのうち、直近の骨粗しょう症に伴う受診等の記録が確認できないかた
※脆弱性骨折とは、転倒などの軽微な外傷で起こる骨折のこと。
例:大腿骨近位部骨折、脊椎椎体骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位部骨折など
留意点
- この通知はレセプト分析のもと、対象となるかたへ送付しています。このお知らせと行き違いで既に受診済み、または医師の指示で治療の間隔を決められているかたや受診の必要なしと判断されたかたに、このお知らせが届いた場合はご容赦ください。
- 通知物は「株式会社データホライゾン」に委託して作成、発送を実施しています。
- 取り扱う個人情報は当事業以外の目的に使用されることは一切ありません。