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南海地震発生のメカニズム

印刷用ページを表示する更新日:2006年12月22日更新

 地球の表面は,10数枚の硬く冷たいプレート(厚さ約100km)により構成されています。しかし中心部はかなりの高温で,その熱により,プレートの下は液体のように対流しています。この対流によりプレートの一端では,新たに地表に押し出され,冷えて固まることにより,新たにプレートが形成されていますが,別の一端では,押しやられた部分が再び地球深部にもぐりこみ,また対流していきます。
 この対流により,地表のプレートは絶えず移動しています。
 日本付近は,北米プレート,ユーラシアプレート,太平洋プレート,フィリピン海プレートという,4つのプレートが集まって形成それており,フィリピン海プレートはユーラシアプレートの下に,太平洋プレートは北米プレートの下に,それぞれ年間数cmずつもぐりこんでいます。

プレート境界

 フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界が,南海トラフと呼ばれる海溝で,南海地震,東南海地震はこの南海トラフが震源となります。

南海トラフ

 南海トラフで,フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下にもぐりこむときに,ユーラシアプレートの端を引き込みます。これによりユーラシアプレートは次第に歪んでいき,この歪みが極限に達すると,ユーラシアプレートの端は元に戻ろうと跳ね上がり,南海地震が発生します。また,跳ね上がりは海底でおこるため,海水をも跳ね上げ津波の原因となります。

南海地震発生のメカニズム