高校生に対する選挙啓発出前授業(香川大学教育学部附属特別支援学校)
選挙啓発出前授業の開催 「自ら考え,自ら判断し,行動する主権者へ」
平成29年12月19日(火曜日)に香川県大学教育学部附属特別支援学校にて,高等部(1~3年生)9名に対する選挙啓発出前授業を香川県選挙管理委員会と共催にて開催しました。
選挙講義
選挙講義の講師は,香川県選挙管理委員会事務局職員です。
事前に生徒の皆さんに解いてもらった選挙クイズの解答を確認しながら,解説を交えて行いました。
一つ一つ生徒の皆さんに回答を発表してもらい,正解が意外なものだったときは,え~そうなんだっと大きな声で驚かれていました。
その後,選挙制度,投票方法の講義を行いました。
模擬投票
投票方法等の講義も終えたところで,実際に投票を体験してもらいました。
やまもも学園(架空)の会長を決めるという模擬選挙です。生徒の皆さんに投票したい候補者を選び,実際に投票してもらいます。
候補者役は学校の先生が務め,まずは演説会から行いました。
一人の候補者は,自分で選べる自由と責任を学ぶ機会を設けるために「選べる学校」という公約を立て,制服の廃止や食堂を設けバイキング形式の給食にすることを訴えました。
もう一人の候補者は,「心の通う学校」を目指し,ボランティア活動の推進や学部(学年)を超えたペア活動を行うことを公約に掲げました。
選挙公報を見ながら候補者の演説を聞いた生徒さんからは,そんなことできるのぉ?といった驚きの声があったり,興味津々といった様子です。
さて,いよいよ投票です。
投票管理者の投票開始宣言が行われ,生徒の皆さんは順次,投票所入場券を持って受付・名簿対照を経て,投票用紙の交付を受けました。
投票用紙は,実際の選挙でも使用している用紙を用いました。折って投票箱の中に入れても自然に開く投票用紙で,開票作業時に用紙を開く作業が不要になるため,開票時間の短縮につながっています。
一番目に投票する生徒には,投票箱が空であることの確認も行ってもらいました。実際の選挙でも行われておりますが,あまり知られていないことで,先生方も初めて知ったようです。
もちろん,投票箱も実際の選挙で使用しているものです。生徒の皆さんには,可能な限り実際の選挙に近いかたちで投票体験をしてもらいました。
投票終了後,開票作業も生徒さんに参加・体験してもらいました。
皆さん候補者名を丁寧に書かれていたので,無効となった票はありませんでした。
今回の授業では短時間に選挙クイズ・講義,模擬投票の実施と詰め込んだようになりましたが,生徒の皆さんはとてもしっかりしていて,実際の選挙においても確実に一票を投じることができる!と頼もしく感じました。
今回経験したことを通じて,ぜひ自分たちの街や政治,選挙に関心を持っていただき,18歳になって選挙権を得たら投票に行ってもらいたいですね。
お疲れさまでした。