稚児ヶ滝
【稚児ヶ滝】
五色台の白峰に降った雨は,白峯寺,崇徳天皇陵のたもとを通り,高さ約80mの稚児ヶ滝となって流れ落ちます。
稚児ケ滝は、雨の少ない時期は水量がほとんどなく,ちょろちょろと流れる程度です。
しかし大雨の後には,落差約80mの立派な滝となる,幻の瀑布です。
水量が十分なら参道の途中からもみることができます。
西行法師の道を登っていく途中に、正面に切立つ岩肌が見えます。
これが稚児ケ嶽で、靄のかかるときは幽玄な雰囲気がします。
この滝の由来は,昔,このあたりの海に悪魚が現れ,船や人を飲み込むので人々は困り果てていました。
時の景行天皇は日本武尊(やまとたけるのみこと)を88人の兵士とともに退治に向かわせました。
魚は退治できたものの兵士は毒気に当たり,気を失ってしまいました。
その時,白峰山の方から雲に乗って瓶を持った神童が現れ,瓶の水を兵士たちに与えると蘇りました。
その神童が飛び帰っていった山を稚児ヶ嶽といい,そこから稚児ヶ滝と名付けられたそうです。
眺める場所について
稚児ヶ滝の近くへ行く道はありません。
県道180号鴨川停車場五色台線から眺めるか,西行法師の道(徒歩)から眺めてください。
道幅が狭いので,路上駐車はご遠慮ください。
アクセス
JR坂出駅から車で約20分
所在地:坂出市青海町