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稚児ヶ滝

印刷用ページを表示する更新日:2021年5月18日更新

【稚児ヶ滝】

 

五色台の白峰に降った雨は,白峯寺,崇徳天皇陵のたもとを通り,高さ約80mの稚児ヶ滝となって流れ落ちます。

稚児ケ滝は、雨の少ない時期は水量がほとんどなく,ちょろちょろと流れる程度です。

しかし大雨の後には,落差約80mの立派な滝となる,幻の瀑布です。

水量が十分なら参道の途中からもみることができます。

西行法師の道を登っていく途中に、正面に切立つ岩肌が見えます。

これが稚児ケ嶽で、靄のかかるときは幽玄な雰囲気がします。

 

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この滝の由来は,昔,このあたりの海に悪魚が現れ,船や人を飲み込むので人々は困り果てていました。

時の景行天皇は日本武尊(やまとたけるのみこと)を88人の兵士とともに退治に向かわせました。

魚は退治できたものの兵士は毒気に当たり,気を失ってしまいました。

その時,白峰山の方から雲に乗って瓶を持った神童が現れ,瓶の水を兵士たちに与えると蘇りました。

その神童が飛び帰っていった山を稚児ヶ嶽といい,そこから稚児ヶ滝と名付けられたそうです。

 

眺める場所について

稚児ヶ滝の近くへ行く道はありません。

県道180号鴨川停車場五色台線から眺めるか,西行法師の道(徒歩)から眺めてください。

道幅が狭いので,路上駐車はご遠慮ください。

アクセス

JR坂出駅から車で約20分

所在地:坂出市青海町