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城山(きやま)

印刷用ページを表示する更新日:2021年5月17日更新

みどころ

 

城山には、古代山城があり国指定の史跡となっています。山中にはホロソ石・マナイタ石と呼ばれる石製加工物が散在しており、これらはいくつか存在したと考えられる城門の礎石ではないかと推測されています。トレッキングコースの途中には不動の滝や渓流があり、また頂上にある展望台からは、市街地、瀬戸内海の塩飽諸島の多島美,阿讃の山並みが一望でき絶景です。

城山山頂

 

ドライブ・ハイキングに

 

頂上までは,北東麓の鴨川駅から曲がりくねった山道を約6km,車で約15分,徒歩だと約2時間。この道は五色台や屋島を登る道の雰囲気で,格好のトレッキングコース。
また,トレッキングを楽しみたい時は,谷川沿いの小道をせせらぎを聞きながら歩いて,不動の滝で小休止。身体も心もリフレッシュできます。
付近には,ゴルフ場,城山温泉などもあり,ゆったりした休日を楽しめます。

不動の滝

 

歴史の足跡を今に伝えて

 

 城山(462m)は,坂出市街の南東,丸亀市飯山町との境界上に盛りあがる溶岩台地で,古代の城(しろ)の呼称である城(き)をそのまま山名とする山で,城山の北西から西には,笠山・金山・常山・郷獅山と,頂上に安山岩を載せる山々が並び,南にも横山・楠見山と連なって城山山塊をなしています。
 頂上付近には,天智天皇の時代(668年~670年)朝鮮勢力の侵攻に備えて,屋島城・大野城などとともに構築された朝鮮式山城と推定される遺構が残り,国指定の史跡になっています。

 

 

ホロソ石


 高原状の山頂の平坦部はすべて城郭をなし,南北2km,東西1.5kmの広大です。“車道”(くるまみち)と呼ぶ帯状の平坦地が残っていて大きく2段になっています。上の車道は頂から少し下がったところを延長3.4kmにわたってとりまき,そこから100mほど下に,8kmにおよぶ下の車道があり,その間には,「まないた石」と呼ばれる石造加工物や,城門の大柱の礎石に使われた「ホロソ石」,水門などの構築物などが点在しています。