瀬戸大橋記念公園
瀬戸大橋架橋のメモリアル・パーク
坂出市番の州地区の北端，万葉の島として知られる「沙弥島」に隣接した『瀬戸大橋記念公園』は，巨大プロジェクトであり，人々の長年の夢でもあった瀬戸大橋の架橋を記念して整備された風光明媚な海浜のメモリアル・パークです。
広々とした園内には，敷石と噴水のコントラストが美しい「水の回廊」，名勝栗林公園をイメージしてつくられた「浜栗林」，石積みの壁で囲まれたアメ二ティー空間「遍路ギャラリー」，瀬戸大橋に関する展示コーナーや大迫力のブリッジシアターを擁する「瀬戸大橋記念館」など，多彩な施設・設備があり，ウォーターフロントの風光を満喫する憩いとふれあいのスポットとして，広く，市民や観光客に親しまれています。
また，瀬戸大橋の四国側の起点に位置するこの記念公園からは，青く，おだやかな瀬戸の海にかかる瀬戸大橋の大パノラマと，まるで箱庭のように美しい瀬戸内海の多島美を，まさに，眼前に一望することができることから，特に，南北備讃瀬戸大橋の随一のビューポイントとしても人気を集めている。
瀬戸大橋を模った水のプロムナード
瀬戸大橋記念公園の正面入口を入ると，まず，幅２５メートル，延長２６０メートルの広々としたメインプロムナード－水の回廊が，ゆったりと訪れる人々をむかえてくれる。
両サイドにワシントン椰子の木が植えられたこの「水の回廊」は，舗道部の敷石で塩飽諸島の海と島々を表現し，さらに，延長１７０メートルの噴水で瀬戸大橋の吊橋や斜張橋を表現したプロムナードである。
水の回廊の西側には，大小５つの円形の石積みギャラリー「遍路ギャラリー」がある。このギャラリーは，八十八ヶ所の霊場をめぐる四国遍路をイメージしてつくられたものである。
メインプロムナードの終点近くで，勢いよく水をふき上げる幅１０メートル，高さ８メートルの噴水「天の泉」の右手には，四国随一の名称として知られる栗林公園をイメージしてつくられた「浜栗林」が，池泉，滝，岩山などをたくみに配した独特の庭園美を誇っている。
浜栗林
この浜栗林の一帯には，広さ約２,８００平方メートルの「甲之池」を中心に，高さ１５メートル，直径６０メートルの巨大な石組彫刻「鬼屏風」や，幅５０メートル，落差３メートルの「くぐり滝」などがあり，また，甲之池の池南に張り出した展望舞台「天台」や木造瓦葺の新酒な休息所「刻月亭」など，盛りだくさんの施設や見どころが点在している。
特に，甲之池の浅瀬に配された飛石をわたって，くぐり滝の下のトンネルをくぐり抜け，瀬戸大橋記念館の正面に建つ石組のモニュメント「どだま獅子」へと続く回遊の道すじはこの公園ならではの個性的な散策路である。
滝の水音がひびくトンネルの暗闇を通り抜けて，くぐり滝の向こうの明るい空間に出た瞬間の展望は，まさに，圧巻。世界的な彫刻家として知られる流政之氏の制作になる巨大な石組彫刻－どだま獅子と，さらに巨大な南備讃瀬戸大橋の橋脚が，いきなり，目のなかに飛び込んでくる。
マリンドーム
どだま獅子の北に位置する「マリンドーム」は，高さ１５メートル，直径５０メートルのドーム型の屋根をもつ国内最大級の木製ドーム。このドームからは，多島美の瀬戸内海と瀬戸大橋のパノラマを一望する絶景を，まるで，巨大な映画のスクリーンを見るかのようにゆったりと満喫することができる。
雨が降っても，お弁当や休憩には，ドーム型の屋根を持つ「マリンドーム」を無料で利用できます。
２００６年には，マリンドームにおいて，映画「Udon」のロケが行われました。
瀬戸大橋建設機器展示コーナー
公園の北東の一角には，瀬戸大橋のメインケーブルや，瀬戸大橋の架橋工事の際に実際に使用された巨大な機器などの実物実機展示コーナーがあり，やはり，この公園ならではの見所となっている。
瀬戸大橋記念館
瀬戸大橋記念館（入館 無料）では，架橋実現への道のりや架橋工事の全貌などを，動く模型や映像により，わかりやすく紹介しています。
館内のブリッジシアター（観覧 無料）では，臨場感あふれる大型映像と迫力ある音響効果で，瀬戸大橋を体験できます。
記念館の休業日：月曜(祝日の場合は翌日休)
記念館の営業時間：9時00分～16時30分
記念公園は，終日入園できます。
アクセス
所在地：坂出市番の州緑町6-13
ＪＲ坂出駅から，タクシーで約１５分
ＪＲ坂出駅から，瀬居行き市営バスで約１７分
入園・入館料：無料
駐車場：大型車２２台，普通車４５０台（駐車料金：無料）
注意事項
・記念公園周辺道路は，暴走族対策のため，夜間は通行止めとなります。
・瀬戸大橋回転展望タワーは，民間施設であり別途料金が必要となります。利用料＝大人800円，3歳～中学生500円詳しくは，
周辺の観光地
- 東山魁夷せとうち美術館＜外部リンク＞（外部リンク）
- 瀬戸大橋
