セアカゴケグモにご注意を!!
※令和5年3月22日(水曜日)に坂出市沙弥島の沙弥島海水浴場で,外来生物法で特定外来生物として指定されている「セアカゴケグモ」が発見され,調査した結果,セアカゴケグモ30匹とその卵のう101個を確認し,処分しました。
※令和4年9月8日(木曜日)に坂出市久米町の坂出市立東部中学校で,外来生物法で特定外来生物として指定されている「セアカゴケグモ」が発見され,調査した結果,セアカゴケグモ29匹とその卵のう10個を確認し,処分しました。
※令和4年8月15日(月曜日)に坂出市林田町の総社墓地で,外来生物法で特定外来生物として指定されている「セアカゴケグモ」が発見され,15日と16日(火曜日)に調査した結果,セアカゴケグモ115匹とその卵のう64個を確認し,処分しました。
セアカゴケグモは熱帯地方などに分布するクモで,攻撃性はありませんが毒を持っています。絶対に素手で捕まえないようにしてください。また,セアカゴケグモは車などに付着して運ばれ,各地でも見つかる場合があると思われますので,注意してください。
また,発見した場合は直ちに殺虫剤等で殺処分するとともに,卵のうを見つけた場合は焼却するか,ビニール袋に入れて完全に踏みつぶしてください。ご不明な点は坂出市役所「農林水産課」(0877-44-5012)または香川県庁「みどり保全課」(087-832-3212)へご連絡ください。
体の特徴
成体のメスは約7~10mmで,全体的に黒色または濃い褐色です。
特に腹部の背の部分に赤色の帯状の模様があるのが特徴です。
成体のオスは約3.5~6mmで,腹部の背の部分に白い斑紋があります。
咬むのは主にメスでオスによる咬傷事例は無いと言われています
生息場所
日当たりが良く暖かいところや昆虫などの餌が豊富な
ところに生息しています。
例えば
- 花壇まわりのブロックのくぼみや穴,植木鉢の下,ビニールハウスなどの温室
- 排水溝の側面やふたの裏側
- クーラーなどの室外機や自動販売機との壁のすきま
- 墓地の花立てや線香立てなどの石のすきま
などです。
性格
セアカゴケグモは基本的におとなしい性格で攻撃的ではありません。
脅かされると死んだふりをして動かなくなります。ただ,「毒」を持っていますので,絶対に素手ではつかまえないようにしてください。
素手でさわるなどしない限り,特に咬まれることはありません。
駆除方法
見つけたら,市販の殺虫剤をかけるか,靴で踏みつぶして駆除してください。
卵(卵嚢:らんのう:卵の入っているふくろ)は,ビニール袋に入れて踏みつぶすか焼却してください。(卵には殺虫剤の効果が薄いようです。)
咬まれたときの対応
咬まれたときは針で刺されたような痛みを感じ,その後,咬まれたまわりが腫れ,赤くなります。(痛みは次第に全身に広がることもあります。)直ちに傷口を水道水で洗い,患部洗いましょう(包帯や止血帯はしない方が良い)。悪化すると全身症状(吐き気,さむけ等)が現れることもありますので,患部を冷やしながら,直ちに病院に行きましょう(乳幼児の場合は救急車を呼びましょう)。
(出来れば病院に,咬まれたクモを殺して,ビニール袋等に入れて持って行ってください。より適切な治療につながります。)
対策
- 外で作業するときは,手袋をしましょう
- 不用意に側溝等の隙間に手を入れないようにしましょう。
- クモの生息しそうな場所は,こまめに清掃したり整理整頓したりして,クモの住みにくい環境づくりをしましょう。
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