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野生サルによる被害に遭わないために

印刷用ページを表示する更新日:2019年12月17日更新

野生サルは、主に山間部の農村地帯で農作物被害を発生させる獣ですが、群れから離れた個体が、住宅地の庭の果樹や家庭菜園などを狙って、住宅街に出没する時があります。

見かけたら必ずスグに追い払うことがサルの人馴れ、被害防止の要となります。                         


追い払いの方法

 通常、野生のサルは人間を恐れます。近づくと逃げるサルならば、まだ人間を怖い生き物と思っています。次の方法例で積極的に追い払ってください。音以外にサルは自分に向かってくる物を恐れます。

追い払い例一覧
(1)鍋をたたく音
(2)投石
(3)ロケット花火
(4)エアガン(玩具)など

ここで紹介する方法例は追い払うためのものです。

(2)~(4)の方法を行う場合は、周辺の人や建物等の安全に配慮し、またサルを傷付けないように注意してください。


集落ぐるみで追い払い

 特定の人のみが追い払っても、サルは脅かされない場所を探して出没します。他の人の畑や自分以外の敷地であっても「見かけた」人がその場でスグ追い払うことで、居心地の悪い集落・怖い目にあった場所と思わせることでサルの定着を防ぐことができます。大勢で追い払う際にはサルの「逃げ道」を作り、そこへ追いやることを心掛けてください。

 ただし、追い払っても逃げない、逆に威嚇する場合は、人馴れしている可能性があります。このような時は興奮させないように離れましょう。


環境整備

 怖い人間がいる場所にサルが出没するには理由があります。それは出没する集落が簡単に食べ物を手に入れられる環境となっているからです。

次に挙げるものはすべて、野生サルのエサとなるものです。適切な環境整備を行うことで、サルにとって魅力のない集落づくりにご協力をお願いします。

サルのエサとなる物と、環境整備例一覧
エサとなる物 環境整備
落穂 稲や麦を収穫した後は,早めにすき込む
放任果樹 収穫しなくなった果樹は早めに伐採する
生ゴミ ゴミ集積所や台所ゴミは散乱しないように管理する
お墓のお供え物 花き類もエサとなるので,造花など食べられない物に置き換える

農作物の防ぎ方

野生サルはイノシシとは違った防ぎ方となります。

農作物の防ぎ方
防ぎ方 効果と注意点
電気柵

物理的に侵入を防ぐ柵は「登る」動きができるサルには効果がありません。電気柵などで登られても「落とす」機能のある柵を用います。この場合、サルは地面から足が離れているため、プラス極とマイナス極がネットの上にあるものを選んでください。

サルの嫌いな作物を柵代わりとする トウガラシ、ショウガなどはサルの食害が少ないとされる作物です。これらを畑の周りに植えることでサルに内側においしい作物があることを隠すことができます。