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麻しん・風しん混合予防接種

印刷用ページを表示する更新日:2023年4月1日更新

麻しん(はしか)・風しん(三日はしか)混合(MR)

 麻 しん(はしか),風しん(三日はしか)の予防接種です。すでに麻しん(はしか),風しん(三日はしか)のどちらかにかかっているかたでも,麻しん・風しんの混合ワクチンを接種できます。またかかっていない一方の単独接種も可能です。
 単独接種を希望するかたは,けんこう課にて予診票〈接種券〉を交換換します。

接種回数 ・ 接種対象者

第1期 1回 :生後12月から生後24月に至るまでの間にある者


第2期 1回 :平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれの者
         ただし,接種期間は,令和5年4月1日~令和6年3月31日まで

麻しん(はしか)

 麻しんウィルスの飛沫感染によって起こる病気です。
 感染力が強く,予防接種を受けないと,多くの人がかかる病気です。発熱,せき,鼻汁,めやに,発しんを主症状とします。最初3~4日間は38℃前後の熱で,一時おさまりかけたかと思うとまた39~40℃の高熱と発しんが出てきます。高熱は3~4日で解熱し,次第に発しんも消失します。しばらく色素沈着が残ります。

風しん(三日はしか)

 風しんウィルスの飛沫感染によって起こる病気です。
 潜伏期間は2~3週間です。軽いカゼ症状で始まり,発しん,発熱,後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。その他眼球結膜の充血もみられます。発しんも熱も約3日間でなおりますので「三日はしか」とも呼ばれています。 合併症として関節痛,血小板減少性紫斑病,脳炎などが報告されています。年長児や大人になってからかかると一般に重症になりやすく,3日ではなおらないことが多いです。
 また,妊婦が妊娠早期にかかると先天性風しん症候群と呼ばれる児(心臓病,白内障,聴力障がいなど)が生まれる可能性が高くなります。

副反応

麻しん風しん(MR)二種混合ワクチン(生ワクチン)

 副反応の主なるものは,発熱と発疹です。37.5℃以上38.5℃未満の発熱は第1期で約8.6%、第2期で3.4%にみられます。38.5℃以上の発熱は,第1期で13.4%,第2期で4.5%にみられます。発疹は,第1期で6.6%,第2期で1.7%にみられます。 
 副反応として,注射部位の発赤・腫脹(はれ)・硬結(しこり)などの局所反応,じんましん,リンパ節腫脹,関節痛,けいれんなどがみられます。(2006年度MRワクチン健康状況調査(速報))
 これまで麻しんワクチン,風しんワクチンの副反応のデータから,アナキフィラキシー血しょう板減少性紫斑病,脳炎,けいれんなどの副反応がまれに生じる可能性があります。

麻しん(はしか)ワクチン(生ワクチン)

 麻しんウイルスを弱毒化してつくったワクチンです。
 ガンマグロブリン製剤の注射を受けたことがあるお子様についての接種時期については,主治医と相談してください。
 定期の予防接種ワクチンの中では発熱率の比較的高いワクチンです。健康状況調査報告によると,ウイルスが体内で増える期間の後(接種後5~14日)に約5.9%に37.5℃以上38.5℃未満,約8.0%に38.0℃以上の発熱,約5,9%に麻しん様の発疹が認められます。通常は1~2日で消失します。 

風しん(三日ばしか)ワクチン(生ワクチン)

 風しんウイルウを弱毒化してつくったワクチンです。
 ガンマグロブリン製剤の注射を受けたことがあるお子様についての接種時期については,主治医と相談してください。
 風しんワクチンも生ワクチンですから,麻しんと同じようにウイルスが体内で増えます。健康状況報告によると,小児の接種では,接種後5~14日までに約1.9%に37.5℃以上38.5℃未満,約2.7%の38.5℃以上の発熱,約1.2%に発疹,約0.5%にリンパ節腫脹が認められます。予防接種を受けた人から周りの人に感染することはありません。