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BCG(結核)予防接種

印刷用ページを表示する更新日:2013年4月1日更新

BCG(結核)

 結核菌の感染で起こります。わが国の結核患者はかなり減少しましたが,まだ,3万人近い患者が毎年発生しているため,大人から子どもへ感染することも少なくありません。また,結核に対する抵抗力(免疫)は,お母さんからもらうことができないので,生まれたばかりの赤ちゃんがかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力(免疫)が弱いので,全身性の結核症にかかったり,結核性髄膜炎になることもあり,重い後遺症を残す可能性があります。

接種回数

1回

副反応

 接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ,一部に小さいうみができることがあります。

 この反応は,接種後4週間頃に最も強くなりますが,その後は、かさぶたができて接種後3か月までには治り,小さな傷あとが残るだけになります。これは異常反応ではなく,BCG接種により抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治るので,包帯をしたり,バンソコウをはったりしないで,そのまま清潔に保って下さい。ただし,接種後3か月を過ぎても接種のあとがジクジクしているようなときは医師に相談してください。

 副反応としては、接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。

 通常,放置して様子を見てかまいませんが,ときにただれたり,大変大きく腫れたり,まれに化膿して自然にやぶれてうみが出ることがあります。このようなときは医師に相談して下さい。
 また,お子様が結核にかっかたことがある場合は,接種後10日以内にコッホ現象(接種局所の発赤・腫脹及び接種局所の化膿等を来たし,通常2週間から4週間後に消炎,瘢痕化し,治癒する一連の反応)が起こることがあります。コッホ現象と思われる反応がお子様にみられた場合は,すみやかにけんこう課に相談あるいは,医療機関で受診して下さい。この場合,お子様に結核をうつした可能性のある家族のかたも医療機関を受診するようにしましょう。