脳脊髄液漏出症(脳脊髄液減少症)に関する情報
印刷用ページを表示する更新日:2016年6月17日更新
「脳脊髄液漏出症(脳脊髄液減少症)」は、脳脊髄液が漏出することにより脳脊髄液量が減少し、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴り、視機能障害、倦怠などさまざまな症状を呈する疾患です。
診断基準
平成23年10月14日、厚生労働省の脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立する研究班がまとめた、「脳脊髄液漏出症画像判断基準・画像診断基準」が了承・承認されました。
検査・治療等
1.検査
造影MRI,RI脳シンチグラムなどの画像診断が主なものです。平成22年4月から、診断のための検査については健康保険適用されています。
2.治療
保存的治療⇒2週間程度の臥床安静、十分な水分補給を行います。その他、硬膜外に血液を注入するブラッドパッチ療法があります。ブラッドパッチ療法とは、硬膜外に患者さん自身から採取した血液を注入し、髄液が漏れていた部分を塞ぐ治療法です。平成28年4月1日から、施設基準の届け出を行った医療機関において保険診療の適応となりました。
関連リンク
脳脊髄液減少症ホームページ(CSF JAPAN)<外部リンク>
香川県ホームページ<外部リンク>
厚生労働省のホームページ<外部リンク>