アニサキスによる食中毒を予防しましょう
印刷用ページを表示する更新日:2017年6月28日更新
アニサキスによる食中毒を予防しましょう!
アニサキスとは?
アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。その幼虫(アニサキス幼虫)は,長さ2~3cm,幅は0.5~1mmくらいで,白色の少し太い糸のように見えます。アニサキス幼虫はサバ,イワシなどの魚介類に寄生します。
魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は魚介類が死亡すると,内臓から筋肉に移動することが知られています。
症状は?
- 急性胃アニサキス症
食後数時間後から十数時間後に,みぞおちの激しい痛み,悪心,嘔吐を生じます。 - 急性腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に,激しい下腹部痛,腹膜炎症状を生じます。
予防方法は?
- 魚を購入する際は,新鮮な魚を選びましょう。また,丸ごと一匹で購入した際は,早めに内臓を取り除いてください。
- 内臓を生で食べないでください。
- 目視で確認して,アニサキス幼虫を除去してください。
- 一般的な料理で使う程度の食酢での処理,塩漬け,醤油やわさびを付けても,アニサキス幼虫は死滅しません。
厚生労働省・・・アニサキスによる食中毒を予防しましょう<外部リンク>