坂出市男女共同参画講演会を開催しました
令和7年3月15日(土)13時30分より市役所本館2階大会議室にて、男女共同参画講演会「『決めつけ』や『押しつけ』に要注意!!知って、気づこう アンコンシャス・バイアス」を開催しました。
今回、講師としてお招きしたのは、高松太田社労士事務所 代表 谷川 由紀 さんです。
谷川さんは、社労士としてご活躍されながら、仕事と育児・介護の両立支援や、ワークライフバランスの実現をめざした働き方改革や業務改善などの支援業務に日々取り組まれていらっしゃいます。
まずはじめに、「アンコンシャス・バイアス」のメリット・デメリット、そして「アンコンシャス・バイアス」の正体は「自己防衛心」であることなどをお話ししていただきました。
それから、自分自身の思考の傾向とそれが他人とはどれくらいズレがあるものなのかを知るためにグループワークを通して「思考のスタイルチェック」を行いました。普段、無意識な部分を「見える化」することで自分自身の思考の傾向を知り、物事のとらえ方は人それぞれであることを再認識することができました。
そして、私たちの怒りは「○○であるべき」という自分の価値観や信念が裏切られることによって生まれること、「べき」を減らしたり、許容範囲を広げることで自分も生きやすく、他人にも優しくなれることなどを教えていただきました。
当日は、55名のかたにご参加いただき、グループワークでは積極的に意見の交換をされている姿が見られました。本講演会を通じて、アンコンシャス・バイアスは、無意識がゆえになかなか気づきにくいものですが、だからこそ「自分には関係ない」と決めつけるのではなく、自分の言動を常に振り返り意識し続けることや他者とのコミュニケーション・対話の大切さを学んでいただけたのではないでしょうか。
坂出市では、さまざまな視点から男女共同参画について考えていただくことを目的に、平成26年度より男女共同参画に関する講演会を開催しています。今後も連続性、継続性を意識して開催したいと考えておりますので、ご参加のほどよろしくお願いいたします。
なお、本講演会では、より多くのかたがたに理解を深めていただくため、要約筆記サービスを実施しました。
★アンケート集計結果はこちらから↓