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今月のおすすめ本

コスモス
印刷用ページを表示する 掲載日:2017年11月28日更新

ボジョレー・ヌーヴォー解禁!ワインにちなんだ本

 毎年11月の第3木曜日は,ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です。ボジョレー・ヌーヴォーとは,フランスのボジョレー地区でその年に収穫した葡萄から作られる新酒のことで,フレッシュで渋みが少ないのが特徴のワインです。今回はワインにちなんだ本を紹介します。

 1冊目は,石神秀幸/著『最強のワイン学』です。
 数あるお酒の中でも敬遠されがちなワイン。この本では,「赤ワインと白ワインって何が違うの?」というワインに関する根本的な疑問から,知っているとワイン通を気取れるようなウンチクまで。ビギナーのための知識が分かりやすく解説されています。また,様々な料理やチーズと相性の良いワインの紹介や,そのまま使える飲んだ後の感想例文など,読めばつい試してみたくなるような情報も盛りだくさん。ソムリエである著者が,くだけた表現で解説をしてくれているので,気負わず楽しくワインについて学ぶことができます。

 2冊目は,寺地はるな/著『月のぶどう』です。
 天瀬歩は,「出来のいい」双子の姉・光実にコンプレックスを抱きながら生きてきました。どんな仕事も長続きしない歩ですが,ワイナリーを営む母の死をきっかけに光実と二人で家業を引き継ぐことを決心します。ワインに対して特別な思い入れがない歩ですが,葡萄の栽培から醸造まで,悪戦苦闘しながらもワイン造りに携わっていきます。打たれ弱いものの自分なりの方法で奮励する歩と,しっかり者であるが故に時折独りよがりになってしまう頑固な光実。二人はそれぞれ悩み,お互いに支え合いながらやがて二人だけの"夢"を見つけます。双子の成長や二人を見守る人々の思いに,穏やかに心が満たされていく物語です。

 3冊目は,藤城清治/影絵,H.C.アンデルセン/原作『ぶどう酒びんのふしぎな旅』です。
 この絵本の主人公はぶどう酒びんです。上等なぶどう酒を入れるためのびんとして生まれたぶどう酒びんですが,思いもよらない数奇な運命を辿ることになります。結婚を誓い合う若い恋人たちを見守ったり,中に手紙を詰められて海を漂ったり。暗い屋根裏部屋に閉じ込められたかと思えば,気球に乗って空を飛んだり…。不意に訪れる喜びや悲しみに一喜一憂するぶどう酒びんの姿は,ままならない人生に翻弄される人間の姿と重なります。郷愁的な物語の世界観を,影絵の巨匠・藤城清治が幻想的な影絵で表現しています。うっとりするようなぶどう酒の色彩も印象的です。移ろいやすい人生を象徴するかのような光と影の物語です。
 
 秋の夜長,読書でワインを味わってみるのはいかがですか?図書館にはこの他にも沢山の本があります。読書の秋をぜひ図書館でお過ごしください。

前回までのおすすめ本 

平成29年10月

<さまざまなジャンルで活躍した佐野洋子の本> [PDFファイル/113KB]

  • 「シズコさん」 佐野洋子/著 (新潮社)
  • 「佐野洋子~あっちのヨーコこっちのヨーコ~」 佐野洋子/絵と文 (平凡社)
  • 「おぼえていろよおおきな木」 佐野洋子/作・絵 (講談社)
  • 平成29年9月

    <着物と衣替えの本> [PDFファイル/113KB]

  • 「着物の大研究~和の文化に触れてみよう!~」 (Php研究所)
  • 「きもの文様図鑑~明治・大正・昭和に見る~」 弓岡勝美/編 (平凡社)
  • 「下鴨アンティーク~アリスと紫式部~」 白川紺子/著 (集英社) 
     
  • 平成29年8月

    <旅に出かけたくなる本> [PDFファイル/142KB]

    平成29年7月

    <つづきがあります~テストの問題に使われた本~> [PDFファイル/145KB]

    平成29年6月

    <梅雨にぴったり!雨がキーワードの本> [PDFファイル/115KB]

    平成29年5月

    <冷たいお菓子が出てくる絵本> [PDFファイル/91KB]

    平成29年4月

    <「こころといのちをみつめる」子どものための本> [PDFファイル/93KB]

    昨年度のおすすめ本は平成28年度 図書館員おすすめの本のページをご覧ください。