コミックエッセイ
忙しい毎日の中だと、なかなか読書の時間も取れませんよね。そんなときは、サラッと読めるコミックはいかがですか?今回は、スキマ時間でも読みやすいコミックエッセイなどを三冊ご紹介します。
1冊目は、森下えみこ/著『脱ペーパードライバー やっぱり運転できるようになりたい』です。
この本は、運転免許は持っているものの20年近く運転をしていない著者が、ペーパードライバー講習に挑戦するコミックエッセイです。車のパーツの名前から、基本的な運転方法、車線変更や駐車の仕方、トラブルの対処法までフルカラーでわかりやすく解説しています。そのほかにも、車やドライブレコーダーを購入するうえでのチェックポイントや、タイヤ交換のコツなど、車に関する知識をやわらかなタッチのイラストで紹介しているので、すいすい読むことができます。
2冊目は、ヨシタケシンスケ/著『日々臆測』です。
この本は、人気絵本作家である著者が日々の生活の上で考えたり思いついたりした臆測をまとめたイラストエッセイです。例えばトイレットペーパーを見て、この幅は世界共通なのかと考えたり、マスクをしている人々を見て、マスクをしたほうがモテる人もいるのかもしれないと思ったり…。
日常の何気ないものも、著者の観察眼と空想力であっという間にヨシタケワールドに様変わり。1テーマ1ページで完結するので、サクサク読み進めることができます。
人気作家の頭の中を少しだけのぞいてみませんか。
3冊目は、中山有香里/著『泣きたい夜の甘味処』です。
とある街の片隅にある、熊と鮭が切り盛りしている不思議な甘味処。夜中しか営業していないそのお店に訪れるのは、心に悲しみを抱えたお客さん。暗い面持ちでのれんをくぐるお客さんですが、差し出されたお菓子の甘さとやさしさに思わず涙がこぼれます。1話10ページ前後で、どのお話も切ないけれど、優しい空気に包まれるような温かさを持っています。また、お話の最後には、登場人物が食べたお菓子のレシピが載っているので、おうちで実際に作ることができます。
明日を迎える元気がもらえる一冊です。
今日ご紹介した本のほかにも、様々なテーマの楽しいコミックを「今月の本」コーナーで特集します。気になった方はぜひお手にとってみてください。
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