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今月のおすすめ本

印刷用ページを表示する更新日:2018年8月28日更新

夏の終わりにふれたい本

 記録的な猛暑となった今年の夏ですが,暑さも和らぎ,夏の終わりを感じる季節となりました。夏が去っていく気配を感じると物悲しい気持ちになる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は学生時代の青春や夏の思い出をふりかえるような本を紹介します。

 1冊目は,須賀しのぶ/著『夏の祈りは』です。
 文武両道をモットーとした県立北園高校の甲子園への長い道のりを描く青春小説です。格下校に負け,グラウンドに立ち尽くした昭和最後の夏。悔しい思いを抱えた主将は後輩に甲子園への夢を託し野球部を去ります。その後,エースや選手を支える女子マネージャーなどが活躍し,個性的豊かなメンバーたちでひたむきに練習に励みますが甲子園にはあと一歩届きません。そうして迎えた今年度のナインたちは歴代チームに比べはるかに劣る最弱のチーム。しかし誰にも期待されない彼らが思いもよらぬ大奮闘を巻き起こしていきます。甲子園へ行きたい!!という目標に向かって繰り広げられる高校球児たちの熱いドラマの数々。いつの時代もまっすぐな球児たちの姿勢や受け継がれる想いに胸を打たれる1冊です。

 2冊目は,市川朔久子/著『小やぎのかんむり』です。
 主人公は中学3年生の夏芽。夏休み前に大嫌いな父親が交通事故のけがで自宅療養となってしまい,父親と一緒にいたくない一心で彼女は山奥のお寺で開催されるサマーステイに申し込みます。しかし参加者はなんと夏芽たった一人。滞在中のカリキュラムは草刈り,掃除,留守番,接待…。思い描いたものとのギャップに最初は戸惑う夏芽ですが,田舎での何気ない時間が家族との関係で悩む彼女の心をじんわりと癒していきます。また親に置き去りにされた5歳児の雷太との出会いが,夏芽の心を揺さぶり,人の気持ちだけでなく自分の気持ちにも寄り添う体験をすることになります。自分らしさとは何か自分自身がどうありたいのか。思春期の悩みを抱えつつ心の声に耳を傾け,前に進んでいく夏芽の姿にエールを送りたくなるような1冊です。

 3冊目は,キース・グレイ/著『ロス、きみを送る旅』です。
 親友のロスは15歳の若さで,ある日突然命を落とします。彼の死を受け入れることのできない仲良しグループの3人は,葬儀後ロスの遺灰を持ち出しバイクにまたがり町を飛び出します。目的地は生前ロスが自分の名前と同じだからと行きたがっていた小さな町「ロス」。警察に追われながら3人はロスと本当にお別れをするために,「最後の4人旅」を決行します。初めての子どもだけでの冒険。かけがえのない時間を過ごす中,それぞれが伏せていたロスの秘密が徐々に明らかにされ,思わぬ真実に導かれていきます。友だちを失った少年たちの心の成長と生と死についてもふれる,切なくも瑞々しい青春の物語です。

 図書館には今回ご紹介した本を以外にも様々な本があります。あなたのお気に入りの1冊を探しにぜひ図書館にお越しください。

前回までのおすすめ本 

平成30年7月

<坂出にゆかりのある古の偉人> [PDFファイル/172KB]

平成30年6月

<旅に出たくなる本> [PDFファイル/136KB]

平成30年5月

<これから赤ちゃんを迎える家庭におすすめの本> [PDFファイル/119KB]

平成30年4月

<あなたの知らない文字の世界> [PDFファイル/118KB]

昨年度のおすすめ本は平成29年度 図書館員おすすめの本のページをご覧ください。

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