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不活化ポリオ予防接種

コスモス
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年8月26日更新

不活化ポリオ

 これまで経口生ポリオワクチンによって,ポリオという病気の根絶そしてその状態の維持を行ってきましたが,100万人接種に1例前後というまれではありますが,経口生ポリオの重大な副反応であるワクチン関連麻痺を回避するために,平成24年9月1日より定期接種としてのポリオワクチンを経口生ワクチンから不活化ポリオに変更しました。

接種回数

1期初回 20日以上,標準的には56日までの間隔で3回接種します。
1期追加 1期初回終了後12月に達した時から18月に経過した後に,1回接種します。

接種期間

1期初回 生後3月から生後90月に至るまでの間にあるお子様
1期追加 1期初回終了後12月に達した時から18月に達するまでの期間
 (1期初回 3回接種~1期初回 追加接種まで受けて完了となります。)

対象者

生後3月から生後90月に至るまでの間にあるお子様

ポリオ

 ポリオ(急性灰白髄炎:きゅうせいかいはくずいえん)は,「小児まひ」と呼ばれ,日本でも1960年代前半までは流行を繰り返していました。予防接種の効果によりわが国では1980年を最後に野生株ポリオウイルスによる麻痺患者の発生はなくなり,2000年には世界保健機構(WHO)は日本を含む西太平洋地域のポリオ根絶を宣言しました。しかし,現在でもパキスタン,アフガニスタン,ナイジェリアなどの国々では野生株ポリオウイルスによるポリオの発生が見られ,これらの国々から飛び火したケースで,一旦は野生株ポリオウイルスによる発症者の報告がなくなった国々において,再びポリオが発生し,さらに他国へ拡大するという事態も生じています。したがって,これらの地域で日本人が野生株ポリオウイルスに感染したり,日本に野生株ポリオウイルスが入ってくる可能性も考慮しておく必要があります。
 口の中に入ったポリオウイルスは咽頭や小腸の細胞で増殖します。小腸の細胞ではウイルスは4~35日間(平均7~14日間)増殖すると言われています。増殖したウイルスは便中に排泄され,再び人の口に入り抵抗力(免疫)を持っていない人の腸内で増殖し,人から人へ感染します。ポリオウイルスに感染しても,ほとんどの場合は症状がでず,一生抵抗力が得られます。ポリオウイルスに感染すると100人中5~10人は,かぜ様の症状があり,発熱を認め,続いて頭痛,嘔吐があらわれます。
 また,感染した人の中で,約1,000~2,000人に1人の割合で手足の麻痺を起します。一部の人には,その麻痺が永久に残ります。麻痺症状が進行し,呼吸困難により死亡することもあります。

副反応

 臨床試験では,3回接種後に,疼痛,紅斑,腫脹,発熱,傾眠状態,易刺激性が見られたと報告されています。まれに重大な副反応として,ショック・アナフィラキシー様症状,けいれんなどがあらわれることがあります。