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話題:みなとで<うどんの種>を親子で探すたび2011

コスモス
印刷用ページを表示する 掲載日:2011年7月30日更新

 私たちが毎日のように食する「さぬきうどん」。でも,その<うどんの種>がどこからやってくるのか考えたことのある人は少ないでしょう。

 さぬきうどんの原料といえば,まず一番に思い浮かぶのが小麦粉。香川県内でさぬきうどん(生めんおよび乾めん)の生産に使われる小麦粉は,約60,000トン*1にも上ります。しかし,香川県内の小麦の収穫量は年間5,000トンから6,000トン。残りの小麦粉は,どこから来ているのか?

 平成23年7月30日,この謎を解くべく坂出市内の小学6年生と保護者の8組17名が,「みなとで<うどんの種>を探すたび」に出発した。

参加者から届いた声はこちら

 まず一行は,さぬきうどんの原料である「小麦粉」を製粉している「吉原食糧」に潜入!工場内を探索し,小麦が製粉されて小麦粉になる過程を調査した。
 製粉工場を調査 製粉工場を調査
 ▲小麦粉は,一気に挽かれるのではなく,愛情を込めて少しずつやさしく製粉されているのですね。

 うどん用の小麦粉は,香川県産の小麦「さぬきの夢」の他に「ASW」というオーストラリア産小麦から製粉されている事を突き止めた。「ASW」はオーストラリア・スタンダード・ホワイトつまり「オーストラリアの標準的な白いもの」。うどんの真っ白なつやは小麦の白さだったんです。
 さらに,坂出の製粉会社は,うどんに適した小麦粉の製粉に向けて研究と努力を続けていて,坂出の製粉会社によって,うどんに適した小麦粉が製造されるようになったことで,今の美味しい讃岐うどんが生まれたことを確認した。
麦の種類を調査小麦粉のふんわり感を確認
 ▲小麦の種類もいろいろあるんですね。 ▲さらさらの小麦粉。触るとくすぐったい。

 「さらさらの小麦粉に,水を加えるだけでうどんになるのでしょうか?」

 うどんの生地づくりには,塩が不可欠。小麦粉に塩を煉り込む事で,小麦粉に粘り気が出てくるんだって。日本海水讃岐工場の工場長は,うどんのコシを出すのに不可欠な塩が坂出港の海水から作られていることを教えてくれました。
 坂出は,雨が少ない気候と遠浅の海岸を持つその地形が塩づくりに適しており,江戸時代に大規模な塩田が作られました。なんと全国の製塩量の約3分の1が香川県で製塩されていたそうです。その塩を日本各地に運ぶために,約180年前に坂出港が造られたそう。
 坂出港の始まりは「塩」だったのです。

 昭和40年代には,塩田は全て廃止され工場で塩が作られるようになりました。坂出の塩づくりは塩田廃止後も続けられ,今でも日本全国の塩摂取量(約467,000トン)の3分の1の量にあたる塩を,坂出港で汲み上げた海水から製塩しているのです。

 坂出港での塩作りを調査 ピラミッド型や球形の塩の結晶もできるんだって。
 ▲塩の結晶はサイコロ形!?作り方によっては「ピラミッド形」や「まんまるい塩」もできるんです。

 <うどんの種>である小麦粉と塩が,どのようにして「うどん」になるのかを調査するため,一行は麺棒を駆使してうどん作りに挑戦!
 打ち立てのうどんを食した一行は,「さぬきの夢」と「ASW」という小麦が愛情を込めて丁寧に製粉されることで,小麦本来の味と風味が引き出されていること,またそれらを際立たせているのが塩(の味と塩加減)であることを突き止めました!!
 うどんのコシを出すために足踏み 麺棒を使って生地をのばす うどんの味を確認
 ▲生地踏み,麺棒での生地伸ばし。一汗かいた後のうどんは,「うまい!」

 おなかいっぱいになったメンバーに,さらなる疑問 「遠いオーストラリアから,ASWはどうやって運ばれてくるのか?」

 一行は,坂出港を北進し,香川県内最大の公共岸壁である林田A号岸壁(水深-12m)に移動。オーストラリアから約2週間かけて,穀物運搬船(全長約200m!)で運ばれてきた「ASW」がサイロに運び込まれる流れについて調査した。
 穀物運搬船が入港すると,多くの検査官が乗船し,害虫がいないか,かびや農薬が残っていないかなど,いろいろな検査がされて,私たちが食べる小麦の安全を確保。

 検査が完了すると麦の荷役がはじまる。巨大なバケットを操作する人,船倉内でブルドーザーで小麦を集約する人,ホッパーを操作する人,トラックで小麦をサイロに運ぶ込む人など,約12~20名(1ギャング約6名)が,息の合った絶妙な連携をみせて,無駄なく小麦をサイロに運び込む。1隻の穀物運搬船で運ばれてくる麦は約3,000~10,000トン,大量の麦を陸揚げするためバケットもホッパーも想像以上に巨大!すごい迫力!。
 巨大なグラブバケットを調査中 巨大なグラブバケットを調査中
 ▲小麦を船からサイロに運ぶ荷役用グラブは,一度に10トンの小麦を掴むことができるんだって。

 ASWを輸入しているのは中四国では坂出港だけであり,その取扱量は全国でもベスト10に入るそう。他の港がアメリカ・カナダからの小麦の輸入が多いのに対し,坂出港は際立ってオーストラリアからの輸入が多いようで,これはその小麦がたくさん「うどん」に使われるからと考えて間違いなさそう!?
輸入小麦の産地(日本全体)輸入小麦の産地(坂出港)

 「どうして,坂出港に小麦が輸入されるようになったのか?」

 その答は,坂出港関係者の先見性と,努力にありそう。昭和30年以降,日本の食糧事情が国産麦から輸入麦に転換される中,坂出港の関係者は,積極的な穀物サイロの建設,大型の荷役機械の導入など輸入麦の受け入れ体制を整え,坂出港を全国屈指の麦の輸入港に発展させてきました。何十年も前の時代から,今の「さぬきうどんブーム」を予見していたのでしょうか?

 その後,中四国で最大級の穀物専用サイロである林田サイロに登り,地上約40メートルの屋上からサイロの大きさを実感。林田サイロには,ビンが61基あり約3万6,000トンの小麦が保管できる大きさ。坂出港全体では,11万7,000トンの穀物を保管できるサイロがあるそう。香川県で収穫される小麦20年分が保管できる大きさ,すごい!

坂出港林田埠頭のサイロ 坂出港中央埠頭のサイロ
 ▲中四国最大の穀物専用サイロ。 ▲中央埠頭のサイロには,かもめが飛んでいる。

 サイロに保管する時にも,食品衛生検査用のサンプルを採取,自動ホッパースケールで正確に計量,マグネットセパレーターで異物の除去,バケットエレベーター,チェーンコンベアを通って,やっとサイロに保管。サイロ内ではカビなどが生えないように,操作室で常に温度や湿度を管理,さらに害虫を駆除する装置もついているそう。
 サイロでも,うどんの種である小麦が安全に保管されていることを確認しました。
 サイロ屋上から小麦の保管状況を確認 地上40mで穀物サイロを調査
 ▲ゴミを取り除いたり,カビが生えないように水気を取り除いたり,ただ単に入れているだけじゃないんですね。

 うどんの種である「小麦(「ASW」)と「塩」を坂出港で発見した一行は,坂出港が「さぬきうどん」を支えていることを実感。坂出港が無かったら,坂出港で働く人たちが居なかったら,「さぬきうどん」は廃れていたかも・・・。
 四国No1の規模を誇る坂出港を築いてきた先人たちの努力,坂出市民の生活を支えている坂出港で働く人々に感謝し,(自分で打ったうどんを片手に,今夜のうどんの味を想像しながら)坂出港を後にしました。

関連情報
さぬきうどんを支えるみなと~坂出港~
*1:平成21年米麦加工食品生産動向

参加者の声

港でうどんの種をさがす旅に参加して

 私のお父さんとお母さんはとてもうどんが好きで,しょっちゅううどんツアーといっていろいろなうどん屋さんに連れていってくれます。
 学校で親子でうどんの種を探す旅というのを聞いて,絶対行きたいと思い応ぼしました。
 当日は少し緊張しながら集合場所に向かいましたが,すぐに緊張もほどけて楽しい旅になりました。
 私は坂出港という言葉自体あまり意識したことがなったので四国では坂出港にしか輸入されない小麦と全国生産量1位の塩があったからこそうどんがあるという話はおどろくばかりでした。実際の手打ちうどんも体験ができ,おいしいうどんも食べられました。
 ヘルメットをかぶってのサイロ見学はサイロその物を近くで見ることがなかったのに,上ることができてうれしかったです。
 これからうどんツアーに行くときは今日のことを思い出して今日これなかった母・兄・姉にも教えながら食べたいと思います。

うどん作りで分かった事 楽しかった事

 私は,坂出港が10番目に輸入量が多い事がわかりました。私達が住んでいるこの坂出がベスト10に入っているのですごいと思いました。そしてうどんの原料小麦はほとんどが輸入というのも分かりました。その中でも,坂出港は,オーストラリア産だというのが分かりました。
 うどんを自分で作り食べました。私はうどん作りが初めてなので,いいけいけんです。足でうどんをふむのは,初めてなのでおもしろかったです。その後,自分で作ったうどんを食べました。とってもおいしかったです。友達の中でうどんを作った事があるという人はあまり少ないので友達にじまんしたいです。
 その後サイロにのぼりました。地上40mのサイロにのぼりました。とってもこわかったけど楽しかったです。サイロにのぼることはもうないのでとく別な感じがしました。一日使っていいなぁと思いました。

うどんの種さがしについて

 うどんの種さがしの旅に参加してとても勉強になりました。うどんの歴史の話を聞いて1200年前から伝わっていると分かって,かなり前からうどんは伝わっているんだなぁと思いました。塩の話で,ピラミッド型,球形フレーク,うすい板状などの形の塩があること,そして,見た目は白いけど,無色とう明のことなどが,分かりました。うどんを,親子で作るときは,かん単な所は,きじを足でふむ所でした。なぜかというと,ふんでいたらコツがだんだんつかめたからです。むずかしかった所は,きじをのばす所でした。なぜかというと,力をいれにくかったからです。
 そして,昼食の時間で,自分で作ったさぬきうどんは,とてもうまかったです。また,家でも,作って,おいしく食べたいです。

「港でうどんの種を親子で探す旅」に参加して

 うどんは,古くても30年ぐらいから出きた物だと思っていたけど千二百年以上もの歴史があるのには,とてもおどろきました。
 そして小麦にもASW(オーストラリア産小麦)や,さぬきの夢2000などいろんな種類があり,ASWには,白っぽくかんそうしていること,さぬきの夢2000は,まっすぐのびていて,かんそうしていないなどの特徴があるのもはじめて知りました。それによっていろんなせい品がつくれるのかなと思いました。
 今うどんがブームで,小麦が欠かせないけど昔は,麦のあんらくしという時代があったことも,意外だと思いました。
 最後にサイロにのぼった時,なんでこんな大きな物をつくる必ようがあるのかと思っていたけど,意外と,小麦はたくさん運ばれてくるので,こんなおおきいのが必要なんだと思いました。参加してよかったと思いました。

色々な発見

 ぼくは今日の「港でうどんの種を探す旅」に参加して色々な発見がありました。
 ぼく達がふだん何気なく食べているさぬきうどんには世界中の様々な人が関係しているということです。
 原料の約9割がASWという小麦でオーストラリアの物でその小麦を運ぶ船の多くがパナマの船で乗組員はインドネシアや中国の人だと知りました。
 さらに日本に届いてからも船からおろしたり小麦を貯めておくサイロの人や小麦粉にする製粉会社の人やだしをとるための魚やコンブをとる漁師さんなど世界中の人がさぬきうどんに関わっていることを知りおどろきました。
 また,林田サイロでは想像していたよりもずっと高いところにのぼって,きっとたくさんの小麦をためておけるんだろうなあと思いました。
 本当にたくさんの人のおかげで安くておいしいうどんを食べられているだと感じました。

「うどんの種を探す旅」に参加して

 ぼくは,参加して坂出っていがいにすごい街だなと思いました。
 一つは,坂出港です。坂出港は四国で小麦を輸入しているただ一つの港であるということです。また,坂出港は,オーストラリア産小麦を一番多く輸入していうことです。
 つぎは,坂出には製粉会社が3つもあることです。吉原食糧,木下製粉,日清製粉です。木下製粉は,学校の近くにあり,聞いたことがあるので,「そうなんだ。」と思いました。
 最後に,塩づくりです。遠足で日本海水に行ったり,社会で坂出は,塩づくりがさかんだったと勉強したからです。
 坂出は,海に面していて塩づくりに適していたようです。今は,大きな港になり小麦などを,大量に輸入できるようになりました。坂出には,うどんに関係した歴史が,あるのだと思いました。

「港で<うどんの種>を親子で探す旅」

 今日の「港で<うどんの種>を親子で探す旅」で心に残ったのはサイロの上に行ったことです。サイロに登るのは初めてだったし,高いところだったので登るのはどれぐらい高いのかなとワクワクしました。
 うどん作りでは粉からやるのかと思っていたので少しがっかりしました。教えてもらいながら自分でほとんどできたらいいなと思いました。
 いろんな話をしてくれて勉強になりました。でもよく分からないところもあって?のところもあります。メモを取る時話すのが速くてメモも書けないところがあったのでゆっくりにしてほしいです。
 今日のうどんの種を探す旅はうどんをのばしたりはしたし林田サイロの高いところには登ったし話も聞けたので良かったと思います。