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ジフテリア・破傷風二種混合予防接種

印刷用ページを表示する更新日:2014年8月26日更新

ジフテリア・破傷風(DT)二種混合

 ジフテリア・破傷風(DT)二種混合予防接種はジフテリア,破傷風を予防する予防接種です。

対象者

11歳以上13歳未満の者

接種回数

2期 1回

ジフテリア

 ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。
 1981年にDPTワクチンが導入され,現在では患者発生数は年間0~1名程度ですが,ジフテリアは感染しても10%程度の人が症状が出るだけで残りの人は症状がでない保菌者となり,その人を通じて感染することもあります。
 感染は主に咽頭ですが鼻にも感染します。症状は高熱,のどの痛み,犬吠様の咳,嘔吐などで,偽膜を形成して窒息死することがある恐ろしい病気です。発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障がいや神経麻痺をおこすことがありますので注意が必要です。

破傷風

 破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく,土の中にひそんでる菌が傷口からヒトへ感染します。
 傷口から菌が入り体の中で増えると菌の出す毒素のために口が開かなくなったり,けいれんを起こしたり,死亡することもあります。患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い傷が原因です。

副反応

 改良ワクチンにより副反応の少ないワクチンになっています。
 注射部位の発赤・腫脹(はれ)・硬結(しこり)などの局所反応が主で,初回接種1回目接種後7日までに約29%認められます。なお、DPTワクチンと同様に硬結(しこり)は少しずつ小さくなりますが、数か月かかることがあります。特に過敏な子で肘を越えて上腕全体が腫れた例が少数あります。
 通常高熱は出ませんが,24時間以内に37.5℃以上になった子が約0.1%あります。重い副反応はなくても,機嫌が悪くなったり,腫れが目立つときなどは医師にご相談ください。