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白峯天狗伝説 相模坊は相撲が好き

コスモス
印刷用ページを表示する 掲載日:1998年11月13日更新
天狗が相撲好きであることは広く知られている。和尚と相撲をする相模坊天狗
天狗が持っている怪力無双,変幻自在の魔性から想像されたものであろうが,日本には「天狗の相撲場」というのが至るところにあるという。松山の天狗相模坊も相撲が好きで,麓からお山に登る里の人達や,このお山に籠もる行者達をつかまえては,相撲をいどんだという。
これは,白峯寺の地元である旧松山村に昔から伝わる古老伝承である。但し,今までに天狗に勝った人は殆んどないという。

 讃岐の高松に,真教寺という真宗興正寺派のお寺がある。その寺の七~八代前の院主に諦吟という和尚がいたそうだが,その和尚が,或る日松山天狗に相撲をいどまれた。
松山天狗といっても木っ葉天狗だったらしく,和尚は何回となく天狗を投げとばして悠々と引きあげてきた。 
ところがその天狗,別れぎわに「お前は相撲はうまいが力が足らん。 今夜負けた記念に,お前に力を授けてやろう」といって,諦吟和尚の肩に手をかけ,何やらムニャムニャと呪文を唱えた。「フン。 負けたくせに何を言うか」と思いながら寺へ帰ってきた。
 さて翌日のこと。 和尚が朝起きて,いつものように冷水摩擦をして手拭をしぼると,驚いたことに,大して力を入れた覚えもないのに手拭がよじれてブツブツと切れてしまったという。この和尚,半ば小馬鹿にしていた木っ葉天狗から,途方もない怪力を授かったわけである。

 天狗の相撲好きで思い出されるのが,白峯寺の本堂や,坂出市西庄町の白峰宮(祭神:崇徳天皇)拝殿にかかげられている剣術や棒術,柔道などの武芸者による献額である。
これらの献額は,いずれも相模坊にあやかって武芸の上達を祈念したものであろう。