ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

三味線島

印刷用ページを表示する更新日:1998年10月23日更新
遠い昔,沙弥島と瀬居島は一つの島でした。大波のイラスト
その形が三味線に似ていたので,三味線島と言われました。この島には,吉田屋と大津屋という二軒の酒屋がありました。
吉田屋の主人は働き者で,美しい気だてのやさしいお菊という娘がおりました。
 ある日,吉田屋の繁盛を憎んだ大津屋は,吉田屋の主人を船から突き落としました。そして,吉田屋の店を大津屋は手に入れてしまいました。
お菊は,悲しみのあまり,海へ身を投げてしまいました。
 その日より,大津屋には,様々な不幸が起こりました。
 ある晩,大津波が島を襲い,三味線の軸にあたる部分の細かった陸地が波で削られて,島が二つに分かれてしまいました。
 それ以来,島の名を三味島・線島と呼ぶようになりました。
やがて,三味島を『沙弥島』,線島を『瀬居島』と呼ぶようになったということです。