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防災ひとくちメモ 『第10回 浮いて待て!(着衣泳)』

コスモス
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年8月16日更新

 坂出市では,隔週の水曜日お昼12時7分頃から,FM-SUN(76.1MHz)で「防災ひとくちメモ」を放送しています。「防災」というと難しく構えてしまいますが,少し肩の力を抜いて,気軽に防災を考えていきましょう♪ というコンセプトのコーナーです。(同日19時7分頃から再放送)

 いざという時に役に立つのは,日常の延長線上にあるものです。もしもの時に役立つ防災知識,気楽に行える防災の知恵,そして地震や台風などの話をさせてもらいますので,少しの時間だけ耳をかしてくださいね。

第10回 『浮いて待て!(着衣泳)』 平成25年8月14日放送

夏休みも残り2週間

 夏休みも残すところあと2週間ですね。そろそろ夏休みの宿題が気になっている人たちもいるのではないでしょうか?高知県四万十市で日本の最高気温を更新するなど暑い日が続いていて,まだまだ海水浴,プール,キャンプなどに行って遊びたい人もいますよね?私も子供が小学生のころは,毎年のようにキャンプに行っていました。

 ところで,夏といえば毎年のように水の事故が多く発生しています。そこで今回は,不意に海や川などで落ち込んでしまった時などにどうしたらよいかお話したいと思います。

子どもの溺水の約40%は河川

 日本では,中学生以下の子どもの溺水のだいたい40%は河川で起こります。多くの場合,キャンプやハイキングに来ていて,服のまま水に浸かって遊んでいるときに,流されて溺れてしまう。そして,それを飛び込んで助けに行った大人も溺れて命を落とすことも少なくありません。また,子どもから大人までの全年齢でみると,海で魚とりや魚釣りのときに,水に落ちて溺れる事故がもっとも多いのです。

では,不意に海や川などに,服を着たまま落ち込んだ時,皆さんはどうしますか?

 1.邪魔になるので服や靴を脱ぐ?

 2.声を出したり手を振って助けを呼ぶ?

 3.岸に向かって泳ぐ?

クエスチョンマーク

実は,これはすべてやってはいけないことなんです。

合言葉は「浮いて待て!」

では、それはなぜだと思いますか?

1.川に落ち込んだ場合,水温は低いじゃないですか。服で保温されるので体温低下を防いでくれる。流されているときに岩などで怪我をするのを防いでくれます。また,服には空気が残っており浮きやすくなりますし,運動靴もそれ自体に浮力があり浮きやすいので脱がない方がよいです。

2.助けを呼ぶというのは,声を出すと肺の中の空気が出ていくので沈みやすくなる。手を振れば腕と水に濡れた袖の重みで沈みやすくなります。

 また,テレビとかでは「助けてー!」と言いながら手を振るシーンがありますが,本当に溺れている人は声を出すことすらできないと言われています。水の事故は,静かに起きると言われています。子供は泳いでいる時って「きゃっきゃっ」と騒いでいるじゃないですか,海水浴などで,子供が急に静かになったら要注意です。溺れていないか確認しましょう!

3.岸にたどり着こうとして泳いでも,相当な泳力がないと岸にたどり着けません。海や川は流れがあるので流れに逆らって泳ぐと体力の消耗も激しいですし,いつまでたってもたどり着けずに焦って,不安感も感じてしまいます。泳ぎに自信がある人でも,服を着たままだと,服が邪魔をしてなかなか泳げない。泳ぐより浮いて助けを待ちましょう。

 泳げない人でも,川や海に落ちる事ってありますよね。泳げない人でも,慌てなければ水に浮いたまま,助けを待つことができます。
では,どのようにして『浮いて待て』ばよいと思いますか?

着衣泳

「着衣泳(ちゃくいえい)」という言葉を知っていますか?

防災ズッキーナ 着衣泳とは,読んで字の如し,服を着たまま“泳ぐ”というか,浮く訓練をすることです。

 海や川に落ち込んだ場合,まず浮く努力をします。両手を両足を広げて大の字で,仰向けの姿勢になり,体の力を抜いて背浮をする。顔は水面の上に出して呼吸の確保をします。(顔を出そうとして,頭を持ち上げると沈んでしまいますので注意してください。)
 また,近くにある例えばカバンなどを持っていれば,カバンを浮き袋のように抱えて浮く。たとえば,スーパーのレジ袋を振って空気を入れても浮き袋代わりになる。これらを胸の前で持って呼吸の確保をして,ラッコのようにラッコ浮をするなど,自分自身で長時間浮いていれば,助けに来てくれる。

 みなさん溺れそうになると,不安からもがくので沈んでいくのですが,まず「落ち着いて」,「服をきたまま」,「力を抜いて」,「顔を出して浮いておく。」 川などで流されていって,岸に近づいたら岸に掴まる。

 合言葉は「浮いて待て!」これを基本に考えてください。

※もちろん,自然の状況や各個人の能力によって条件が異なりますから,すべてにこの方法がベストであるとは限りません。

自然を理解して楽しむ

 川は,その場で雨が降っていなくても上流で雨が降ると突然水かさが増したりします。河川敷でのキャンプなどは上流の天気にも気を付けてほしいですね。

 海には,海岸に打ち寄せた海水が沖へ戻る通路となる強い潮の流れの離岸流というものがあります。離岸流の流れは,すごく強いので水泳の得意な人でも流されてしまいます。離岸流の幅と距離は限られていて,ある程度の所まで来ると流れがなくなります。離岸流に流されたときは,流れに逆らわずに浮いて待つ。

 自然をよく理解して残り少ない夏休みを楽しんでください。

着衣泳に興味がある人は

 着衣泳について興味がある人は,長岡技術科学大学 斎藤秀俊先生の着衣泳のホームページhttp://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htmを参考にしてください。

 県内でも着衣泳をやっている学校などもあります。もし学校や自治会などで着衣泳がやりたいけど,どうしたらいいのかわからないという人は,連絡をもらえれば指導できる人を紹介しますので坂出市役所職員課危機監理室0877-44-5023まで電話してください。

リクエストお待ちしています。

 危機監理室では,次はこんな話が聞きたいなぁ,わたしはこんな防災対策をしているよ,などなど皆さまからの感想やご意見をお待ちしております。
 宛先は,E-mail kikikanri@city.sakaide.lg.jp まで。

防災ひとくちメモ

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