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洪水について

印刷用ページを表示する更新日:2017年11月8日更新

 台風による大雨や集中豪雨により、水が河川から溢れたり、流域に降った雨水を排水しきれず水がたまってしまうことによって発生する災害が洪水です。
 洪水には、外水氾濫と、内水氾濫の2種類があります。

外水氾濫

 河川の中を流れる水を外水といいます。
 大雨等により河川の水位が上がり、堤防から水が溢れ出したり、堤防が決壊しておこる氾濫を外水氾濫と呼びます。

平成16年台風23号による綾川の溢水1
平成16年台風23号による綾川からの溢水。(府中町)
綾川に架かる橋の上を水が流れ、橋の両側の住宅街に水が溢れた。

平成16年台風23号による綾川の溢水2 平成16年台風23号による綾川の溢水3
(左)写真奥の橋(上の写真の橋)から水が流れ込む。
(右)同じ地点から横を向いて撮影された写真。

避難判断水位

 現在坂出市に関係する河川では、綾川と大束川が県知事により、水防法第13条第2項に規定される水位周知河川に指定され、川の水位が避難判断水位に到達すると、テレビ・ラジオを通じて、一般にも情報が伝達されます。

避難判断水位
河川名 避難判断水位 基準水位観測所
綾川(下流) 4.00m 鴨川新橋
大束川 3.10m 津之郷橋(宇多津町)

水位情報の入手

 香川県が設置している、水位観測所の観測データを、下記の香川県ホームページで見ることができます。

香川県防災情報システム・水位より
観測所名 河川名 10分水位 時間水位
鴨川新橋 綾川(下流) 10分水位グラフ<外部リンク> 時間水位グラフ<外部リンク>
津之号橋 大束川 10分水位グラフ<外部リンク> 時間水位グラフ<外部リンク>
明神川 10分水位グラフ<外部リンク> 時間水位グラフ<外部リンク>

浸水想定区域図 洪水ハザードマップ

 国は土器川について、県は綾川及び大束川について、河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域(想定される水深を含む)を指定しなければならず、それぞれの河川について浸水想定区域図が公表されています。
 坂出市は、浸水想定区域が指定された場合、それらの事項を記載した印刷物の配布等の措置をとらなければならず、それぞれの浸水想定区域及び予想される浸水深を記載したハザードマップを、平成20年3月に作成しました。
 下記のハザードマップを参考に、自分の住んでいる地域の危険性を知り、早期の避難開始を心がけるようお願いします。
 なお、土器川に関しては坂出市には関係なさそうに思えますが、国の浸水予想によると、土器川の氾濫により大束川流域(川津町)が浸水予想されています。

内水氾濫

 河川の中を流れる水を外水と呼ぶのに対し、堤防で守られた内側に滞留する水を内水と呼びます。大雨等により増加した内水がうまく排水されず氾濫するのが内水氾濫です。

平成16年台風23号による内水氾濫(京町)
平成16年台風23号による内水氾濫(京町)
車道と歩道の境が、浸水により見えず危険。

上の写真と同じ場所の普段の状況

上の写真と同じ場所の、普段の状況(平成21年撮影)

平成16年台風23号による内水氾濫(谷町) 左の写真と同じ場所の、普段の状況
(左)平成16年台風23号による内水氾濫(谷町)道路と川の境が見えない。
(右)左の写真と同じ場所の、普段の状況。(平成20年撮影)

 内水氾濫は、一時的な集中豪雨により、雨量が排水能力を超えた場合にも発生します。また、台風による大雨時には、外水氾濫より先に内水氾濫が発生し、避難しようと思ったときには既に道路が冠水していて、道路と側溝の境がわからなかったり、歩きにくくなっていたりしますので、台風が近づいてきて、大雨警報等が発表されているときは、早めに避難するようお願いします。

雨量情報の入手

 香川県が設置している雨量観測所の観測データや、気象庁による降水強度分布及び降水域の移動状況等を下記のホームページで見ることができます。